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鉄則16 ステップ方式で進める人と設備の体質改善

2017年12月21日

 自主保全のステップ展開が目指すのは、職場の問題解決や改善だけではありません。活動を続けることで「設備に強い人が育つ」という特徴があります。

自主保全のステップ展開の重要性

 自主保全とは、生産システムの効率を極限まで高めるために、設備を使用する私たち自身が清掃・給油・増締め・点検などの保全活動を自主的に行う活動です。設備の強制劣化を排除するとともに、生産効率を阻害する故障・チョコ停・不良などを徹底排除するための改善活動をすることによって、設備を〝あるべき姿〟に復元・維持・改善します。同時に自らも〝設備に強い人〟に成長します。
 設備に強い(仕事に強い)人になるには、設備の構造・機能を熟知して、保全技能も身につける必要があります。しかし、短い期間で設備に強い人になることはできません。そこで、着実に成果を得て、後戻りしないようにステップ方式で進めます。自主保全のステップと設備に強くなる4段階がきちんとリンクしているのが、TPMの大きな特徴の1つです。
 TPM活動の自主保全ステップ方式で、設備の体質改善をし〝あるべき姿〟にすることで、生産システムの効率は大幅に向上し、私たちは自主保全の効果を身をもって体験し、上司にいわれなくても〝自分の設備は自分で守る〟体質になります。
 このように、〝人と設備の体質改善〟が同時進行するのが自主保全のステップ展開です。

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自主保全の7ステップ

 自主保全を、人が成長していくステップとして展開するのがTPMの特色です。一般に、左図のような7つのステップによる展開例が普及しています。ここに
紹介するのステップは加工組立向きであり、装置産業や食品産業などは職種・工程に合わせて別のステップが準備されています。

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※本コラムは『現場が主役のTPM』(JMAC刊)の第2章、第3章の内容を転載したものです。