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鉄則35 TPMの「個別改善」はここがポイント

2018年4月23日

 ロスゼロはすぐには実現しません。個別のロスを1つひとつ撲滅して、ゼロを積み重ねていく「個別改善」でロスゼロを達成します。ステップを踏んで進めれば、確実に成果が出ます。

 TPMにおける個別改善は、災害ゼロ、不良ゼロ、故障ゼロを基本として、効率を阻害する個々の問題について極限追求・ロスゼロを達成する活動です。

ステップ展開によるロスゼロへの取組み

 準備段階として、生産システムのロスが顕在化され、ラインのネックとなる問題を課題テーマとして登録します。次に、実施段階の展開には、左の図のような「7ステップ展開」を活用し確実に改善を実施し、効果を確認し、歯止めと水平展開を行います。
 しかし、現実にはすべてのロスを一気にゼロにすることはなかなかできないので、ロスを数種類に分け、1つひとつを確実に潰して、ゼロを積み上げていきます。すなわち、スモールゼロの積み上げにより、「☆☆ライン ○○ロスゼロ」が達成できるのです。

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ゼロ実現のポイントは要因追求の徹底

 ゼロ指向には、自主保全と一体になった活動が決め手となり、①微欠陥の完全排除、②基本条件の徹底整備、③設備・材料・方法・人(4M)で考えられる要因をすべてリストアップした徹底改善─を意識して進めることが重要です。
 そして、ロスゼロを実現する一番重要なことは、要因追求の徹底です。現象を原理・原則から追求し、現場・現物・現実で観測し、整理することです。要因追求には、「なぜなぜ分析」が有効な場合が多く、慢性的な要因が絡む問題には「PM分析」が有効とされています。しかし、経験や思い込みから要因を絞り込んで、改善に着手する例が見られます。これでは、手が打たれていない要因や隠れた要因などが見逃され、ロスゼロが達成できません。極限追求には、徹底した要因追求が不可欠なのです。

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※本コラムは『現場が主役のTPM』(JMAC刊)の第2章、第3章の内容を転載したものです。