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鉄則39 IE手法で作業のロス・ムダを改善する

2018年5月28日

現状分析でロスが顕在化され、人に関係するロスもたくさん出てきます。それでは、人に関係するロスは、どのように対処すればいいのでしょうか。

IE手法は現場・現物で現状を見る道具(ツール)だ

 改善には現状を正確に把握することが不可欠です。IE(インダストリアル・エンジニアリング)手法は、漠然としたロス認識を、種々のツールで実態分析をすることにより具体的な改善課題を顕在化します。
 モノづくりは現場が主役です。それだけに、実際に作業をする私たちの作業内容によって、つくり出す製品の品質、量、コストなどのアウトプットが大きく影響されます。そこで、人に関するロスを顕在化させ、改善の方向性を示すためにつくられたのがこのIE手法なのです。

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使いやすいIE手法

 IE手法による分析結果は図やチャートにできるので、TPM活動板で見やすくなり、ミーティングにも最適のツールです。以下にその特徴を記します。
①一定期間の工程全体を対象とする実態分析には、工程分析、流れ線図、設備の稼動実態を表す稼動分析があり、現場全体の実態を見ることができる
②作業の実態分析では、人の移動を顕在化する動線分析、作業要素で作業内容を分析する要素作業分析、要素作業を手や体の動作まで細かく分析する動作分
析があり、シングル段取りの改善に活用する(左図)
③人と設備の実態を表すには、連合作業分析、複数の人で構成する作業の実態をつかむには、サンプリング分析などがある
 IE手法には多くの分析手法があり、必要状況に応じてさまざまな手法を組み合わせて、実態の見える化や改善の要点を的確につかむことができます。改善方法の立案・実行にはECRSの分析・評価で効率化を進めます。

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※本コラムは『現場が主役のTPM』(JMAC刊)の第2章、第3章の内容を転載したものです。