ビジネスインサイツ60
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若手のころから一人ひとりの「意」を「活 JMAC では、 かす」ことを大切にしています。 闘する このコーナーでは「iik 塾」と称して、日々奮 若手コンサルタントの「意」をご紹介します。
(い いく)塾 i ik
科学的アプローチでコミュニケーションに改善を!
スティクス領域、現在所属する本社間接 領域など他領域にわたり経験を積んでま 私は新卒入社以降、R&D 領域やロジ です。一方で、マネジメントの肝は業務 特性別に異なっています。下流工程にな はマネジメントコンサルタントの名のと おり、共通していることはマネジメント ローチを確立させるため、コミュニケー ションや脳科学、意識の分野に対して科 学的に再現性のある仕掛けを研究してい
まず、部門や領域別に共通しているも のとそうでないものがあります。私たち
ビジネスプロセス デザインセンター
したいと考えています。
いりました。多くの分野に関わったから こそ、私自身の見解や強さをより打ち出
田中 祥代
れています。
より「人」にフォーカスされます。個人 の思想や考え方やチーム内の意思疎通に より課題を鮮明にしていくことが求めら
れているわけです。しかし、上流工程に なるほど成果に対するネックというのは
るほど数値指標が容易になり、数値変化 に対して施策を打つことが迅速に求めら
最近では、とくに「人」に対するアプ
そうした多くの領域に携わるからこ そ、現状認識の幅を広げ、かつアプロー チの知見を高めるよう努めています。
ションの領域にこそ、改善余地があるの ではと考えています。
駄な時間を過ごすことになるのではない でしょうか? そういったコミュニケー
れます。しかし、コミュニケーションの 認識に齟齬があれば、手戻りが発生し無
とき、コミュニケーションが発生し多く の情報をお互いに処理することが求めら
に分けられます。2 人以上が同時に行う
ます。仕事を大きく分類すると、2 人以 上が同時に行う仕事と 1 人で行う仕事
「技術の共有」の魅力を お客様に伝えていきたい
「もっと広く見れば、チャンスがあるんじゃないか」工学系 当初、 の大学院で研究していたときに私が感じていたことです。 所属していた研究室のアプローチには限界があると感じ、別の テーマを探索しようとゼロから別アプローチをはじめ、修士 2
技術戦略センター
梶間 幹弘
強みとなる技術です。ところがこの技術というものは、当事者 である技術者にとっては身近過ぎるため、気づきにくいきらい
があります。私自身、過去、研究開発に携わっていましたが、 どこに技術があり、ましてどんな広がりがあるかなど考えたこ ともありませんでした。そこで、技術者同士が議論を通じ、お 互いの技術の広がりやその魅力に気づける、ひいてはその技術
年の夏、ついにそのアプローチが成功したことは大きな成功体 同じく研究開発に携わる中、 験でした。その後化学会社に就職、 共にチャ 「技術者の視野を広げ、 上記の成功経験が忘れられず、 ンスを見出す、そんな仕事ができたら」と考え、JMAC に入 社しました。
を生かした新商品・事業化のチャンスが見出せるようになる、 そんな技術の共有の仕方とはどういうものなのか、日々のコン サルティング経験の中で研鑽していきたいと考えています。 日本企業の技術者は優秀だと思います。その技術者が持つ技
現在は技術戦略センターで新商品・事業企画や技術戦略の策 定支援に携わっており、当初の想いを実現、少しはお客様にも
貢献できるようになってきたかな、と感じているところです。 とくに私が興味を持っているのは「技術の共有」です。差別化 できる新商品・事業企画の起点の 1 つとなりうるのが自社の
術の魅力に気づき、発信できるようになることは、近年取組み が拡大する M & A や企業間連携などの場面で企業の価値を高
めることにもつながると考えています。そのような場面で自分 なりの役割が果たせるようにしていきたいですね。
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