ビジネスインサイツ61
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「活かす」 を 「意」 若手のころから一人ひとりの JMAC では、 ことを大切にしています。 闘する若手 このコーナーでは「iik 塾」と称して、日々奮 コンサルタントの「意」をご紹介します。
i ik塾
い い く
私は 2008 年に JMAC に入社以降一
手法を押し付けず、お客様と一緒に問題解決に取り組む
貫して開発設計部門向けのコンサルティ ング、とくに開発設計部門の現場力強化 くいため、問題・解決案が漠然としたも のになり改善がうまく進まないことが多 と 「解決手法を押し付けないこと」 です。 開発設計部門は仕事の進め方が見えに 客様の問題の裏には必ず解決できない理 由があり、一般論では解決できないこと がほとんどです。お客様は長く現状が続
いることは「具体的な言葉を使うこと」
お客様の問題解決をすることがコンサ ルタントの業務ですが、私が大切にして
に取り組んできました。
開発マネジメント
後藤 芳範
革新センター
また、問題解決にあたり解決手法を押 し付けないことも気をつけています。お
です。課題設定さえできれば解決策は自 ずと見えてきます。
つけなければならなかったのか」を事実 をベースにして課題設定することが重要
は具体的な改善にはつながりません「 。本 来どの工程までにどんな種類の問題を見
ディングができていないので、デジタル フェーズにおいて問題を見つけよう」で
くあります。たとえば、 「フロントロー
に、開発現場の先端事例の研究などにも 取り組みたいと思います。
るスタイルから、部門全体を見渡したう えで何が問題かということを言えるよう
今後は現場の問題を 1 つずつ解決す
ポートしています。
か」を伝え、一緒に問題解決に取り組む ことでお客様があきらめないようにサ
くあまり起きている問題を当たり前と 思っていることが多くありますが、コン サルタントとして、 「本来どうあるべき
クライアントに期待以上の成果をもたらす サプライチェーン革新センター 「お土産」を置いて帰ること
私は JMAC で唯一の生産・物流現場の女性コンサルタン トです。経営者はコストダウンなど短期的な成果獲得のため うにしています。
沼田 千佳子
に、私たちにコンサルティングを依頼されます。投資に見合 う成果を出すことは当然ですが、期待以上の効果をもたらす
もう 1 つは「技術を使う人」です。私たちはコンサルティ ングを始める際に、会社から将来を期待された方を含めたプ
「お土産」を置いて帰るようにしています。 よう、 お土産の 1 つは「使える技術」です。コンサルタントは
ロジェクト体制を整えます。プロジェクトメンバーと一緒に 現場へ出て現状の把握、分析の実施、改善案の検討など、訪
画期的なアイデアを持っていると思う方もいるかもしれませ んが、私たちはコンサルティングの幅広い “ 技術 ” を持ち、
問の際は一緒に考える時間を取るよう調整していただき、終 わりには次回までの宿題を残して帰ります。普段の業務とは
それをお客様の特性に沿う形で提供しています。技術とは、 ある目的のために汎用的に誰でも使える手段・方法のことで す。プロジェクトが終わったときに、お客様へはアウトプッ トだけではなく、そこに至るまでの具体的な各分析資料・ フォーマットや改善の視点をわかりやすい形で置いていくよ
異なる、密度の濃い時間は必ずその方の自信につながり、コ ンサルタントが離れた後も問題意識を持って自分から会社を
良くしようと動き出すようになります。 数年後に訪問して「沼田さんに教えてもらった方法を僕な
りの考え方で工夫して改善を進めました」と成果を報告して もらうことが一番の喜びです。
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