ビジネスインサイツ70
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- スマー トファク ト リーを 実現するために IoTをどう使いこなすのか
(Internet of Things: モノのインターネット) を導入しただけでは IoT
解決の糸口は見いだせない。 IoTにより自社の課題を見える化し、
それに最適化したツールを正しく使うことで、 初めて改善に向かう
第4 次産業革命を乗り切るビジネスの視点
せん︒ところが今では︑各種識別タ
グやセンサー︑デバイスが発達して
きて︑改善のやり方も大きく変化し
ています︒
ある企業では︑半製品や完成品が
﹁ 今どこにあるのか ﹂を見える化す
製 造 業のあ り 方 を 大き く 変 え るI oT
る仕組みをつくっています︒ さらに︑
これらを運搬するフォークリフトの
﹁ 今どこにあるのか ﹂ ﹁ 今どのよう
従来の改善活動では︑現場の実態
な 状 態 な の か︵ 運 搬 中・ 待 機 中 な
を正しく把握するために多くの時間
ど︶ ﹂といった情報の見える化にも
と手間を費やしていました︒ビデオ
取り組んでいます︒
カメラやストップウォッチを片手に
これらの情報を統合して管理すれ
現場を走り回ることも珍しくありま
ば︑運搬担当にリアルタイムで指示
JMAC デジタルイノベーション 事業本部 チーフ・コンサルタント
神山洋輔
Vol.70
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