ビジネスインサイツ72
- ページ: 13
- T P M
経営ビジョンとして掲げる 『 「 稼ぐ会 社!」 ヘルスケア製品の世界 No.1生 産工場になる!』 を実現させるには、
ムダを省いて新しい価値を創造する
︵ Total Productive Main-
ルを効果的に導入してきた︒コニカ
産現場に対する情報やサービス機能
「あるべき自動化 」 を推進する
tenance 全員参加の生産保全・全
員参加の生産経営 ︶は利益を妨げる
従業員一人ひとりが創造力を発揮し、いきいきと働ける職場環 境が必 要である。
T P M
ミノルタグループ全体でこれまでア
の充実を通し︑経営体質の強化につ
ナログで行っていた部分をデジタル
なげることを目指す方向とした︒経
あらゆるロスを排除し︑ロスを未然 防止する仕組みづくりに全社を挙げ
働き方改革を推進するためにも、 T PM によるロス削減は不 可欠だ。
化し︑生産性改善につなげる﹁デジ
営企画室担当課長の長谷川政美さん
タルマニュファクチャリング﹂を推
は ﹁ 管理・間接部門の
て取り組む活動※だ︒このような生 産システムの効率化に取り組むうえ で︑Io T化やデジタルツールの導 入は工数の削減やロスの﹁ 見える 化 ﹂などに大きく寄与する︒多大な コストをかけなくても利用できるデ ジタルツールの選択肢は広がってお り︑ などの改善活動にどう
進していることが背景にある︒しか
組む価値が高く︑会社の利益に大き
し︑コニカミノルタテクノプロダク ﹁
く貢献できると考えていました ﹂と
に拘り︑活き活きと働く人
課題 ・ ミ ッショ ン
財・個が輝く職場 ﹂の実現であり︑ 決して ありきではない︒
医療機器のデジタル化が加速し︑ 管 理・ 間 接 部 門 の
I o T
RPA 導入成功の鍵は 事前の ﹁ 巻紙分析 ﹂
で取り
生産体制も従来の人組み立て型から
組んだ一つの具体例が﹁ 巻紙分析 ﹂
取り入れられるのか︑検討している 企業も多いだろう︒ では デジタル化を﹁ 推進ありき ﹂ なく︑課題に対してどう活用するの か︑目的意識をしっかり持つことが 重 要 だ︒ そ れ は の進捗を大
設 備 型 へ 移 行 す る 中︑
年
だ︒総務人事や経理など業務部門単
は キ ッ ク オ フ し た︒ ロ ス を
位でサークルをつくり︑業務内容や
徹底的にエネルギーロスを減らす
業務工数を棚卸し・分析する
未然に防止する仕組みと全員が参加
工数を細かく書き出し︑帳票類の現
しやすい組織・環境をつくることを
物や業務担当者以外の人のコメント
目的に︑全社を挙げて展開︒生産現
などを大判の模造紙に整理してい
場だけではなく︑管理・間接部門に
く︒そうすると︑メンバー間でも共
きく左右するポイントとなる︒ ﹁ ロスを削減して捻出 した時間を︑新しい価 値を創造する業務に使
おいても同時進行で
を推進
有できていなかった事項や無駄な作
業が ﹁ 見える化 ﹂ され︑
削減すべきロスやワー
一見すると地味な作業だが、 このアナログ的手法があった
クフローが明確になっ いたい︒デジタルツー
KEY WORD 1
からこそデジタルツールの導
巻紙分析で 工数削減
ていった︒ てくれるパートナーと いう位置づけです ﹂ ︑ そう話すのはコニカミ ノルタテクノプロダク ト取締役生産技術部長
入がうまく進んだ。
ルはロス削減を手伝っ
一方︑コニカミノル
タ グ ル ー プ で は
年︑働き方改
2 0 1 7
革の手段の一つとし
て︑
︵ Robotic
Process Automat-
C ase 03
13
Business Insights Vol.72
R P A
※同社では全社活動の Managment に TPM を位置付けており、 「Total Production Management」 としている。
トが目指すのは経営方針に掲げる
話す︒
N o. 1
T P M
T P M
T P M
T P M
2 0 1 3
T P M
T P M
T P M
利益に貢献する 管理 ・ 間接部門のTPM
の本田哲さんだ︒
し︑全員で会社を変えていこうとい
同社は〝 人づくり 〟 の一環として
う機運を高めていった︒
に 取 り 組 み︑ デ ジ タ ル ツ ー
管 理・ 間 接 部 門 の
は︑ 生
は取り
- ▲TOP