ビジネスインサイツ72
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- Mon oz u ku r i
経理部門での TPM につい て語る管理部経理グルー プ の大島柔恵さん
ion︶を活用することが方針として
ではなく︑目的意識を持った﹁ある べき自動化 ﹂として を活用す た︒ 打ち出された︒ ﹁ 個人の経験に頼り
業務の標準化も進み︑担 当者でなくても対応可能 になるという効果もあっ さらに経理部門の﹁あ るべき姿 ﹂に掲げた分析 業務に注力するため︑デ ータ分析やビジュアル化 作業が簡単・スピーディ ーに行える ︵ ビジネ スインテリジェンス︶ ツ ︵タブロ ー ル﹁ Tableau ー︶ ﹂を 導 入︒ 製 造 原 価 の多角的な﹁ 見える化 ﹂
すぎる〝 依存リスク〟から脱し︑付 加価値が低いのに時間ばかりかかっ での地道な巻紙分析があっ 導入で生産性改 ている業務を変革すること︒そして 新たに創出できる時間を本来やるべ き業務にあてることが︑ の基本的な考え方でした ﹂ ︵ 本田さ ん︶ このとき︑コニカミノルタテクノ プロダクトでは で﹁ムダ取りすべきワークフロー﹂
Ko n i c a M i n olta Tec h n op rod u c ts
る 方 向 性 を 定 め る こ と が で き た︒
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たからこそ︑ 善に大きな花を咲かせられたと社員 の多くが実感しているのだという︒ 具体的に経理グループの例で見て いこう︒まず経理業務の﹁あるべき 姿 ﹂として︑ ﹁データ作成に時間を 取られない ﹂ ﹁ 必要な情報は関係者 に自動的に共有されている ﹂ ﹁ 本来 経理が行うべき分析業務に注力でき ている ﹂の つを設定︒業務工数の
導入
R P A
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の巻紙分析
が事前に見えていたことが功を奏し た︒ ﹁ 進んでいくデジタル化の波と︑ 巻紙分析のアナログ的な活動がうま くマッチングしたことで︑非常に意 味のある結果を出せるようになりま した ﹂ ︵同︶ また 導入の社内トレーニン
T P M
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棚卸しをしたところ︑ ﹁
︵ Str
が可能になったため︑各
ategic Business Unit / 戦 略 的 事
業単位 ︶別損益一覧表 ﹂作成業務に もっとも時間を費やしていることが 判明した︒ 課題を発見︒そのうえで︑ 人の判断 ・ 確認が必要な業務は何か︑ を 導入して軽減できる作業は何かを検 討していった︒ その結果︑月 時間を 要していた業務は 時間
S B U
部門で行われていたグラ フ作成の作業がなくな り︑データの共有が迅速 かつ容易になった︒この ことでも毎月 時間︑年 間 時間の業務時間削減 が実現できている︒
グ や 研 修 を 行 う だ け で は な く︑ そのため業務フローを再確認して をどう使うのか︑部門ごとに
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メンバーが自ら検討︑決定するなど 自律的に推進︒ 結果︑﹁単なる自動化﹂
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用量をリアルタイムに見える
「Tableau」 で電力使 BI ツール
化。これまで見逃していたロ
IoTの活用で ロスを 見える化
となり︑年間では 時間
スが明らかになった。
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省エネ対策でもデジタルツールの を削減することができ た︒このことで資料提供 の迅速化が可能になり︑ 分析などほかの価値ある 業務に時間を費やせるよ うになったという︒また
ル︵センサー︶を設置し︑データを
導入が功を奏した︒コニカミノルタ
収集して運転状況を把握︒収集した
KE Y WORD 2
テクノプロダクトは以前から省エネ
データをここでも﹁ Tableau﹂を使
設備導入や︑休日の生産ライン停止
って可視化し︑ムダはないか分析す
など一般的な省エネ施策に取り組ん まり感があったという︒
ることとした︒
できたが︑近年は効果が見えず手詰
すると︑今までわからなかった生
産工程の消費電力や省エネ効果がリ
そこで新たな手法として︑クリー
アルタイムに把握可能に︒たとえば
I o T
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省エネ対策の 手詰まり感を打破
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ンルームや空調機などに
ツー
Vol.72
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