ビジネスインサイツ74
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- O K U R A KO GYO
C O N S U LT I N G C A S E 3
大倉工業グループのサステナビリティへの取り組み
社会要請
業研修に活用されている。
ゲ ー ム の 内 容 は、プ レ イ ヤ ー は
企 業 の 経 営 者 と な り、事 業 を 行 い
ポイント﹂を高めて﹁ 応援される企
全国に広がるサステナビリ
ティマネジメント研修
管理職を対象とするサステナビリ
ティマネジメントに特化した研修会
業 ﹂を目指すというもの。優良企業
つつ、効果的な投資で﹁ 環境・社会
推進の機運が高まる
く
と 認 め ら れ る に は、売 上 だ け で な
は、
ごとに全国各地の企業で注目度が増
コンプライアンス・
内部統制システム
アウトプット
自然災害などへの
危機管理
BCP
豊かな社会形成への
手掛かりとして社会貢
献という発想も経営の
中に組み込む必要があ
る。ただし時代のニー
ズは理解できても、そ
れを実践するのは簡単
ではない。対策や光明
を探すには﹁ 事業活動
重要性について深く理解することを
あって最後に製品やサービスをアウ
ン プ ッ ト が あ り、次 に プ ロ セ ス が
解しバランス感覚を養う必要があ
とは何か ﹂と、知識や事例を深く理
とは何か ﹂
﹁
目指している。この﹁サスマネ﹂を
る。サスマネ研修が急速に広がって
ルムなどを製造する加工メー
市に本社を置く合成樹脂フィ
に初採用したのが香川県丸亀
創出し、これを社会にソリューショ
れて、
新たな製品やサービスを開発、
の社会的要請をニーズとして取り入
事 業 活 動 で す。
す。当社のサステナビリティ
へ繋がるものと考えていま
長と中長期的な企業価値向上
すことが、企業の持続的な成
﹁ 当社では持続的発展可能
な社会づくりへの貢献を目指
友さん。
とが、新たな事業の機会、チャンス
あるサステナビリティへ取り組むこ
れません。社員一同、社会の要請で
になってしまうと、良い循環は生ま
分だけ注目して社内の空気が消極的
かかります。この﹃コスト増 ﹄の部
うした取り組みには大きなコストが
続できるのではないかという展望を
執行役員の葛岡英一さんは
の﹁サスマネ﹂研修を採用
私たちが﹁サスマネ﹂を
選んだ理由
いるのはそのためだ。
トプットするという流れが基本的な
カー・大倉工業だ。
ンとして提供する。この循環を継続
することで、われわれは企業として
年 先、 永
への取り組み、考え方をまと
に繋がる、と。これがわれわれの基
年 先、
めたのがこの図︵ 上図 ︶です。
年 先、
この図のポイントは、われわ
本的な考え方です ﹂
持っています。ただ現実的には、こ
れが注目しているのは循環だ
単に製品やサービスの提供に徹す
ることを良しとする考え方を捨て、
取締役常務執行役員の田中祥
同社のサステナビリティへ
の取り組みを説明するのは、
や
このほど、管理職研修のプログラム
的側面と環境・社会的側面の両立の
いう課題を受けて、遊びながら経済
への取り組みも必要と
し、いまや必須の存在になりつつあ
公正・適正な取引
S
D
G
s
る。 こ う し た 時 流 を 受 け
プロセス
KEY WORD 1
ということです。製造企業で
取締役常務執行役員・田中祥友さん
と事業経営の関係性
健康経営
事業活動とSDGs 貢献活動の両立の難し
さを学べる。対象は経営層∼新入社員、
学生など幅が広い
J
M
A
C
は、
従業員の健康・労働環境へ
の配慮や公正・適切な処置
E
S
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体感型カードゲーム
インプット
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D
G
s
1
0
0
を﹁おもしろく・楽しく・真剣に ﹂
ダイバーシティ
「サスマネ」研修の
ポイント
50
学ぶ
人権の尊重
研修﹁サスマネ﹂を開発。多くの企
ソリューション提供
J
M
A
C
リスクと収益機会
事業活動
10
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気候変動などの
地球環境問題への配慮
サステナビリティ
経営
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ある私たちの仕事は、まずイ
Business Insights Vol.74
27
SDGs・ESG
大倉工業グループ
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