ビジネスインサイツ75
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- [ マツダ株式会社 ]
1920年(大正9年)1月30日
設立
2,840億円
資本金
単体:23,266人
連結:48,750人
従業員数
(いずれも2022年3月期)
自動車の製造・販売
事業内容
マツダ株式会社 執行役員
生産技術・物流・カーボンニュートラル・コスト革新担当
弘中 武都 氏(ひろなか たけと)
1988 年入社。2014 年第 4 パワートレイン製造部長、2016 年マツダ
パワートレインマニュファクチャリング(タイランド)Co.,Ltd. 上級副
社 長、2018 年 同 社 社 長 兼 CEO、2020 年 技 術 本 部 副 本 部 長、
2021年技 術本部長、2022年執行役員 生産技 術・物流担当を経
て2022年 6月から現職。
T O P
O
TAKETO HIRONAKA
❶フレキシブル生産への取り組み
マツダのモノづくり革新の考え方
商品力を高める
多樣性
(FLEXIBILITY)
ブレイクスルーの着眼点
● 一括企画
● コモンアーキテクチャー
(CA)構想
● フレキシブルライン構想
変種・変量
BR
EA
多品種・少量
KT
HR
OU
GH
生産効率を高める
共通性
(COMMONALITY)
少品種・多量
1
0
0
スモールプレーヤーこその
革新的効率化
自動車業界を取り巻く環境は
年来の大変革期 ﹂に入って
﹁
います。カーボンニュートラルなど
への対応に代表される外部環境の変
化 は 非 常 に 加 速 し、激 動 の 時 代 に
なっているため、これらの対応の成
否が生き残りを決めていくことにな
るでしょう。
マツダの販売世界シェアは2%と
なっており、自動車業界においては
スモールプレーヤーです。2%とい
うと、たとえば学校のクラスにずば
抜けて絵がうまい生徒や、好きなこ
2
とに没頭して何かを極めてしまう子
が 人や 人いたでしょう。私たち
は、自動車業界においてそのような
存在でありたいと思っています。
ゆえに、多車種混流生産を極め、
ビッグプレーヤーを凌ぐ﹁ 高い生産
効率と投資効率 ﹂が不可欠です。こ
れを実現していくためには、
﹁ 保有
する資産を最大限使い切っていくこ
と ﹂が重要だと考えます。これまで
築き上げてきた技術資産を大切に
し、磨き上げていくことによって多
種多様の商品を柔軟に、そして効率
よく生産していくことができる﹁フ
Business Insights Vol.75
レキシブルな生産 ﹂を実現すること
が重要なのです。
❶は、マツダのモノづくり革新の
考え方を示したものになります。縦
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