ビジネスインサイツ77号
- ページ: 9
- EXPO2025に出展するパナソニックグループのパビリオン。
「モノとこころは写し鏡のような存在である」という考え方から
パビリオン名称を「ノモの国」と名づけた
パナソニック ホールディングス株式会社 参与
[ パナソニック ホールディングス株式会社 ]
小川 理子 氏(おがわ みちこ)
1935年(昭和10年)12月15日
設立
慶應義塾大学理工学部卒業後、松下電器産業( 現パナソニッ
ク ホールディングス)音響研究所に入社。音響心理、音響生理
を基盤とした音響機器の研究開発に従事。映像音響研究所、
マルチメディア開発センターなどを経て2001年にeネット事業本
部。2008年、CSR 社会文化グループマネージャー就任。2014
年オーディオ事業部門に異動。高級オーディオブランドのテクニ
クス復活を総指揮。2015年 4月パナソニック役員に就任。2021
年万博EXPO2025 推進団体の理事に。
2,594億円
資本金
従業員数
228,420人(連結)
(2024年3月31日現在)
事業内容
「くらし」領域の家電、電気設備、車載エレクトロニクス、
ソリューション、AV機器 、エンターテインメント領域、住宅、
製造や物流、航空などのB2B、電子部品、産業デバイ
ス、産業電池、
オペレーション領域など。
1
9
8
6
40
メーカーが世界文化の
進展に寄与できるのか
年 に 入 社 し、 約
私は
年近くパナソニックに勤め、一方で
はジャズピアニストとしても活動し
ています。このようなバックグラウ
ン ド を 持 つ 私 か ら﹁ サ イ エ ン ス と
アートの融合 ∼モノと心の豊かな
理想の社会実現に向けて∼﹂をテー
マにお話しさせていただきます。
サイエンスとアートの融合、これ
は創業者の松下幸之助が提唱した経
営理念にも見て取れます。
産業人たるの本分に徹し
社会生活の改善と向上を図り
世界文化の進展に
寄与せんことを期す
与するとは驚きました。しかし私に
新入社員のころは、ものづくりの
メーカーが、
﹁ 世界文化の進展 ﹂に寄
も﹁ 文明と文化の両輪で世界を豊か
にしたい ﹂という想いがあり、とく
に経営理念の﹁ 世界文化の進展に寄
与せんことを期す ﹂の部分に、たい
2
5
0
へん共感したことを覚えています。
そ し て、 同 じ く 松 下 幸 之 助 が
年に発表した﹁
年計
Business Insights Vol.77
画 ﹂は﹁モノと心がともに豊かな理
年かけて実現し
よう ﹂という事業哲学です。次の世
想の社会を
9
2
5
0
1
9
3
2
- ▲TOP