脱炭素社会へ転換させる社会的ティッピングポイントに関する意識調査
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- (5) 設問2ー1、2-2 のまとめと論点
• エネルギー関連技術や脱炭素商品・技術においては、教職員・団体職員、会社員(サー
ビス系)、会社員(メーカー系)の3つのグループはどの設問に対しても認知度はほぼ
同じ⽔準で差はないものが多い。
• ⼤学⽣グループについては認知度が低いものが多い。
• したがってエネルギー関連技術や脱炭素商品・技術テクノロジーの認知度は気候の
ティッピングポイントの認知度とは関連していない。
• エネルギー関連技術で「知っている」と回答があった項⽬は、「太陽光発電」「洋上⾵
⼒発電」「バイオ燃料・グリーン燃料」「⽔素、アンモニア発電」が50%を超えている。
• 脱炭素化商品・技術では、「次世代⾃動⾞(EVなど)」「省エネ住宅(ZEH)など」「代
替⾁」は認知度が50%を超えている
• その他の項⽬は約30%前後の認知度である。
• 「超電導送電」は18%「デジタルツイン」は15%で低い⽔準にとどまった。
• 会社員(メーカー系)では「デジタルツイン」のようなデジタル技術や「全固体電池」
などの次世代の産業⽤ツールの認知度が他グループより⾼い。
論点
• 製品や技術に対する関心度の高さが見られる
→ すでに実用化されている商品や技術の認知度は高く、ただし次世代技術につ
いては認知度が下がる傾向にあるものの、「聞いたことがある」までを含める
ならば認知度は低い水準ではない。さらに現状技術からの移行(トランジショ
ン)や改良だけでなく、日本発の気候テックに期待する。
• 大学生の認知度が低い
→ 社会人グループとは大きな開きがある。 (文系の学生が多いのが原因か)
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