ビジネスインサイツ55
- ページ: 12
- 12
技術者の組織マネジメントの強化ポイント
組織変革 業務・プロセス 組 織 個 人
・組織のありたい姿 ・変革シナリオ・課題の共有 ・完成度志向のプロジェクト運営 ・迅速なマネジメント上の意思決定 ・専門家同士のチームワーク ・目的志向のコミュニケーション ・組織・個人への知識蓄積 ・自己成長 ▲ プロジェクト推進のポイント
参加したところ、メンバー間で議論し答えを出す姿勢が 芽生えてきました。JMACの支援後もさらに成長し続け て、今ではエース級にまで成長してくれたメンバーもお り、とても良い経験だったと思います。私自身も任せる ことの大切さを学びました」とマネージャー自身の気づ きにも繋がると語る。 柏木は「マネージャー層には、メンバーに任せる課題 と、手を差し伸べるべき課題の切り分け、メンバーの力 量を捉えた上で少し高い課題を与えることなど1人ひとり きめ細やかに考えていただきました。問題意識を持ち真 剣に取り組んでくれる姿勢を見て、マネージャー、リー ダーの現状を変えていこうという本気度を感じました。 この活動の原動力はマネージャー層の本気度だったと思 います」と語る。
合わせてアレンジしてく れました。薬に例える と、現場の症状に合わせ て処方箋を書いてくれ る、そんな感じでした」 とは岡崎氏。こういった コンサルタントと現場の 信頼感がリーダーの変化 にも繋がるという。 そして吉岡氏は「JMACは日本のものづくりの現場に 精通していますし、技術部門の現場に合った指導をして くれるなと思っています。我々は活動を通して柔道の型 のように基本の型を覚えている段階です。開発現場に普 遍的な型ができれば仕事が楽に進むと思いますし、基本 の型を覚えたら応用で幅が広がっていくと思います」と 本活動の先を見据える。 柏木は「型を作ることは、マネージャーの共通認識や 共通言語を作るためにも必要だと思います。またそれに よってウシオ電機流のマネジメント思想ができていくと
▲岡崎 佳生氏
活動がリーダー発掘の場に!
北野氏は「この活動はリーダーの真剣度や、活動の理 解度が問われると思います。メンバーだけでなく自身も 成長するリーダーもいます。その一方、やらされ感で取 り組んで活動の成果を出せないチームもありました。そ ういう意味では、リーダー発掘の良い場にもなると思い ます。JMACは様々なテーマを持つチームの特性に寄り 添い、現場に合った指導をしてくれると感じています」 と活動がリーダー育成、発掘の場にもなっている。また 「JMACは常に現場目線で、それぞれのチームの状況に
思います」という。
- ▲TOP