ビジネスインサイツ55
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プロフィット・デザイン成立の3つの要件
フック
顧客を魅了する 要素
×
ロック
スイッチングを防止し 購入し続ける要素
×
チャージ
顧客ベースの 課金方法
3つの要件をすべて満たす戦略を描くことが 「プロフィット・デザイン」である
▲ 「プロフィット・デザイン」3つの要素
を出しまとめていくことは少し弱いと感じていました。 日々の業務の中で考えていた拡販のアイデアを具体的に まとめられたことと、自分自身頭が柔らかくなり、殻を 破ることが出来て良い機会だったと思っています」とい う。 最初はメンバーも手さぐりの状況でスタートした今回 のプロジェクトだが、皆が3つの要件に当てはめて考え てみると、 頭の中がすっきり整理されたと同じ感想を持っ ている。そして今まで顔を合わせたことがない他部門の メンバーや、業務の未経験者が入ることで大きな刺激に なったという。 プロジェクトは 69 あったアイデアを「フック、 ロック、 チャージ」の要素に当てはめて5つに絞り込み、具体的 な事業モデルとして報告書をまとめる形で進められた。
たし、現在では3要件に当てはめたらどうなるだろうと 無意識に考えるようになっています」という。 また、海外営業部 販売企画室 企画グループ グループ長 八木 慎一郎氏は「JMAC からは自分にない思考の 切り口をいただけてとて も参考になりました。現 在の仕事にどうやって付 加価値をつけようかとい う時、今回の考え方が参 考になっています。この 活動は、定常的な活動にしてもいいのではないかと思っ ています」と語る。 国内営業部 販売企画室 販売促進グループ 清水 哲氏も 「私は広告宣伝を担当していますが、今年度の広告を考え る際、フックを何にする か、ロックを何にするか と自然に実践していまし た。相手にどう伝えるか といった場面でもこの3 要素は使えると思いま す」といい、その考え方 が浸透し日々の仕事に生
▲八木 慎一郎氏
日常に滲みこんだ 「フック、ロック、チャージ」
プロジェクトが終了した現在、TMHG 統括部 グローバ ルサプライ企画室 本多 功治氏は「ビジネスにするために は何を考えたら良いのか を、非常に分かりやすい 言葉で教えていただきま した。当時私は異動した 直 後 だ っ た の で す が、 日々の仕事にもこの考え
▲清水 哲氏
かされている。
竹村は「プロジェクトが終わりに近づくにつれて『こ れ誰がやるんだろう』という発言も出て、 皆さん熱が入っ てくるのが分かりました。 『フック、ロック、チャージ』 という分かりやすさと共に、その考え方も浸透して、日々
▲本多 功治氏
方が使えるなと思いまし
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