ビジネスインサイツ70
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年前から人件費の高騰を見据
え︑ロボットを導入してきました︒ 工場で必要な機能は︑基本的に﹁ 見 る目 ﹂と﹁ 動かす手 ﹂です︒ロボッ トの画像解析は人間の能力をはるか に超え︑
あなたの 奥さんはそれを 買いますか?
毎週月曜日の新商品開発会議は社 長をはじめ︑営業︑品質管理︑あら
時間365 日働いてく
れます︒これは︑利益を確保するた めの先行投資でもあります︒ ﹁いか なる時代環境においても利益を出 す ﹂というのが当社の理念です︒人 件費の変動で利益が減ることはあっ てはならないわけです︒おかげさま で人件費の削減を追いかけて工場を 移転する必要はなくなりました︒
これは私たちが持つ商品アイテム
数です︒新商品は毎年1000 点
を超え︑売り上げの 割強が 年以
たやすく廃番にしない 商品点数
どこでつくっても 同じコストの 生産を目指す
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内に開発された商品︒ロングセラー
の代弁者であれ!
ゆる部署の担当がプレゼンをジャッ ジします︒ ﹁ 本当にその商品を︑あな たの奥さんは買いますか?﹂ この問い がユーザーインの視点であり︑社員 は生活者の代弁者でなければならな いのです︒開発担当は競合商品含め︑ 自ら使い倒してヒントを得る︒単な
ない。 それは自分が使わないとわからない。
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商品に頼るのではなく︑移り変わる
生活者ニーズを追求し続けた結果で
す︒スクラップアンドビルドという
言葉がありますが︑私たちは次の代
替商品がない限り︑スクラップしま
せん︒売り場がある限り︑月に 個
しか売れない商品でも廃番にしませ るマーケットインの開発ではありま せん︒また価格設定 についても︑ユーザ ーインの視点を忘れ ません︒トップシェアのLEDは発 売当初︑他社が5000円だったも で設 のを ﹁ 主婦が買える2000円 ﹂ 定︒開発には苦労しましたが生活者 の支持を得ることができました︒
ん︒買ってくれるお客さまがいる限
してスピード感を持って市場に打って出る
り︑供給者としての責任がある︒だ
からこのような商品数になっていま
す︒ ﹁アイリスさんの商品は安いね ﹂
と言われますが︑私たちはきちんと
儲けています︒お客さまにとってい
いものを安く提供するのが社会的責
任︒その仕組みができると︑市場が
変わってくるのです︒
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