ビジネスインサイツ75
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取っている人が 人、歩いている人
いましたから。段階的
幅な赤字を毎月出して
は 人、指示を出している人が 人
人減らしま
ここから 人、ここか
人減らし、その内訳は
に
調査すること一週間。すると混乱
を解決する糸口が見えてきた。
とか。 分ごとに調査しました ﹂
﹁ 驚いたのは 正味作業︵ 価値を生ん
ら 人というような感
わかってきました ﹂
人を増やすことがスループットを上
数もわからなかったのと、とにかく
ドバイスをもらいまし
人を減らすと同時に正味作業と付
帯作業を見極め、正味作業の割合を
速 い 方 の 手 順 を 参 考 に し て、そ れ
を基に教育する方がよいのではと、
からアドバイスしてもら
いました。
それを受けて手順書をつくって
人ずつ個人教育をしていくのです
た。今このエリアには作業者が 人
たモニターを各フロアに設置しまし
生産性が上がる達成感とともに、
玉野さんはスタッフの心︵ 意識 ︶の
まで非常に苦労しました ﹂
らう。この取り組み方を浸透させる
ありました。説明して、納得しても
その現場の管理者を巻き込む必要が
が、これは私ひとりではできない。
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しょうとか、来月は
でいる作業 ︶の割合が恐ろしく低い
からア
たとえば管理者が近くにおらず、
管理者に質問をするために広い倉庫
げることとイコールなんだという錯
じで
で探し歩いている人、カートや台車
ことです。併せて付帯作業の実態も
を使った後に片づけに行くのに時間
覚に陥っていたと思います ﹂
増やしていった。たとえば長い廊下
た。この当時は適正人
がかかる人、単純に指示を待って何
る人は、なかなか朝礼の指示だけで
﹁ 派遣スタッフを雇っても初めて来
には、それまで 人だった管理者を
もしていない人もいた。
時間効率良く仕事はできない。サ
者に行けばよいので歩く距離︵ 付帯
人にした。部下がどちらかの管理
さ 〟が実感できましたね。この状態
作業 ︶が半分になる。また、管理者
ンプリングのおかげで、より〝やば
人ぐらい削って
から離れた場所には無線機を置き、
な ら、こ こ か ら
も 何 も 変 わ ら な い よ ね っ て。こ の
いつでも管理者の指示を仰ぐことが
できるようになった。こうした改善
を積み重ね、人が減ってもかえって
連携がよくなったという。
﹁ 指示が行き届くようになりまし
た。何もわからずに手を止めている
人はほとんどいません。今は全員に
いて、このエリアには 人と、誰も
人
の残棚数も一緒に確認できるように
が見られます。集品︵ピッキング︶
し合っている様子を見かけると、と
意識か高まり、良くなるために相談
﹁みんなが数字を気にかけるぐらい
変化にも喜びを感じていた。
の棚は
る化され、それを基に館内放送用の
れる梱包作業では、作業の手順がそ
課で玉野さんの部下、
同じく業務
で管理業務を行う篠崎正裕さんは、
がすごく良くなりましたね ﹂
ても嬉しくなります。社内の雰囲気
なっていて、作業終了時刻の見積も
で き ま す。た と え ば
でやると 時に終わる、 人でやれ
ば 時で終わる、という情報が見え
無線で、
指示を出すこともできます﹂
意識の高い社員が増えて
社内の雰囲気に変化の兆し
出荷業務に携わる、桶川第2流通
センター・業務2課課長の玉野晧大
さんにも当時の様子を伺った。
﹁ 私の場合は生産性を上げるという
点で、すごく苦労した印象が強いで
す。たとえば商品を 個 個袋に入
れぞれ、自分が速いと思うやり方で
や っ て い ま し た。そ れ よ り 作 業 の
改革、そして意識改革を体験した。
より現場スタッフに近い立場で物流
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無線を持たせています。無線から管
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C
スタッフの配置を
常に見える化
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内放送に繋げる機能も、その機会に
つけました。
200 mもある長い廊下。端と端に管理者
を 2 人置くことで、スタッフが指示を聞き
に歩く距離を半分にした
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また、作業者の現状を見える化し
長い廊下の
作業員連携を改善
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時期は人件費をつぎ込みすぎて大
倉庫の空きスペースに設置された段ボー
ル製の棚。その数 1万。少数ピースの在
庫の保管に大きく役立った
A
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段ボールで
1万棚を増設
各フロアに設置した作業者の現状を見え
る化したモニター。広い倉庫で誰が何して
いるか一目瞭然でわかる
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Vol.75
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