ビジネスインサイツ75
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- えばよいのか。それを実践するため
あえてこの提唱は﹁ 日本企業が謙虚
J
M
に社会のためになるように向かって
いくべき ﹂方向性を訴え、のちに書
響圏の人々、一般社会の人々﹂を指
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には、まず﹁ 市民主義経営 ﹂につい
し、未来に向けた﹁ 日本らしいサス
て考えなければならない。
信した。当時は、世界時価総額ラン
年後も通用する企業で
いられるか否か
キング上位の大半を日本企業が占め
A
籍化もされた。市民とは﹁ 顧客、従
ように取り組んでいくか︱︱多くの
テナビリティ経営ビジョン﹂を提唱
業 員、 協 力 者、 株 主、 融 資 者、 影
企業で新しい模索が始まっている。
ていた時代。国内外の企業買収を繰
したものである。
年、日本能率協会︵
︶は﹁ 市民主義経営の提唱 ﹂を発
再構成、再配置など、どのように経
り返すなど、強い日本企業に対し、
サステナブルな経営に向けて、今
までとは異なる価値観を持ってどの
営のトランスフォーメーションを行
10
JMAC
INFORMATION
日本企業の未来を握る
「シン・市民主義経営」
4つのキーワード
サステナビリティ経営がマストとなった現在。JMAC はSX(サステナ
ビリティトランスフォーメーション)事業本部を立ち上げ、2022年に
『サステナビリティ経営課題実態調査 』を実 施。そこから見えてき
た今後の課題、そして企業がこれから取り組むべきポイントを、SX
事業本部の茂木、増田に話を聞いた。
❶サステナビリティ経営実現アプローチ
10
社会から求められる
情報の開示
自社らしさの追求
07
経営層の当事者意識と
思いの浸透
09
01
企業理念・パーパス・ビジョンの再構築
による「自社らしさ」の表出と追求
02
グループ企業を巻き込んだ
ビジョン・戦略策定
外部の目、モニタリングを
意識したガバナンス強化
03
社員の参画機会の創出と
当事者意識の醸成
事業の将来の機会とリスク検討の
ための未来予測情報収集
ビジョン・戦略実現への具体的な体制づくりと取り組み
現場実態に根差した
一挙両立 テーマの設定
04-1
サステナビリティ関連事業への
積極投資
04-2
多様なパートナーとのオープンな
イノベーションへの取り組み
06
具体的な指標設定・管理と
費用対効果の試算
05
サステナビリティ人材確保と
関連事業への社員参画
08
自社への誇りと明確な将来展望に
共感する社員
外部との積極的
な連携と人材育
成を可能にする
企業文化づくり
Vol.75
22
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