ビジネスインサイツ77号
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- 当社グループの強みを磨き、強みを
軸にお客様やパートナーの方々、社
会との共創を実現することで、お客
うやり方に変わっていくことで、人
オファリング型で提供していくとい
デルへの つのシフトを進めていま
領域や高付加価値分野、高生産性モ
していくことで、プロジェクトをい
社会の変化を乗り越える
3つの事業展開
くつもマルチで進めることができ、
グループはこの時代の社会変化
においてどのような展望をお考えで
しょうか。
の強みを今後どう牽引さ
れていこうと考えているのでしょう
か。
當麻 ビジネスに必要な
サービスから
合的企業価値 ﹂とは、経済価値に加
性も示しています。ここで言う﹁ 総
フ ァ リ ン グ ビ ジ ネ ス ﹂が 重 要 だ と
案・提供していくこと、つまり﹁オ
な技術やサービスを組み合わせて提
はありますが、私が社長就
きることが私どもの強みで
アップでサービスを提供で
に 至 る ま で、 フ ル ラ イ ン
グ
み は 何 か ﹂と い う こ と を
員の成長が会社の成長ドライバーと
なっていると感じています。
でいく中で、現場力が少しずつ弱く
打ち出すことに力を入れて
います。
一つ目は、事業シフトの
断行です。成長力ある事業
人材
知財を組み合わせて課題解決をリー
品質の良いサービスを先進技術でつ
す。そのひとつである、高生産性モ
小 澤
業界の環境もだいぶ変
わ っ て き て い る と 思 い ま す。
ドしていくことが求められてくる。
デ ル へ の シ フ ト で す が、
業界においては、人手不足や人材開
いわゆるオファリング的思考が求め
材不足という課題の解決になると考
発、 ア ジ ャ イ ル へ の 対 応、
くっていく。これも
えます。そして﹁ 強い事業は何か ﹂
する企業グループ、またお客様や社
台頭など、さまざまな課題がありま
られてくるでしょう。
えています。
様や社会に対して新しい価値を提供
会と共に成長する企業グループと定
すよね。そういう中で、時代の変化
小澤 確かにマルチクラウドの時代
のあり方ですね。今﹁ 強み ﹂という
不 足 の 中、
義しています。
を予想して万端整えるのは困難な時
の
これは、当社グループの最大の財
産である人的資本力の向上をもっ
代だとは認識していますが、
カンパ
當麻 まず人材不足に対する課題で
すが、自社の技術やノウハウなど蓄
お 話 が あ り ま し た が、當 麻 社 長 は
て、お客様やパートナー、社会との
ということを明確にし、有している
3
共創を推進し、各種課題に対し、価
値提供し続ける企業グループの姿を
で は、 共 創
表現したものです。グランドデザイ
ン
値 〟の飛躍的な向上 ﹂と﹁ 売上高
積されてきた知財を核に、さまざま
えて、社会価値、人的資本価値など
思っています。
か っ た の は﹁
しっかり世の中に発信して
投資 ﹂に﹁ 攻めの
ど ん ど ん 加 わ り、シ ス テ ム 開 発 も
認識し、社員一人ひとりの市場価値
イチからものをつくる時代ではな
く マ ル チ ク ラ ウ ド の 時 代 と な り、
の強みでもある﹁ 知財 ﹂を
オを明確にし、より強みを
化︵ Enterprise Resources の使命だと考え、中期経営
/企業資源計画 ︶が進ん
計画では事業ポートフォリ
Planning
いくことでした。それが私
投資 ﹂が
S
C
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の流れが変わってきており﹁ 守りの
I
T
を常に最大化すること ﹂の両面につ
いて、具体的な戦略・施策に取り組
んでいます。
任時にもっとも着手した
の非財務要素を包含した企業価値
業 界 は、 情 報 シ ス
かつての
テムをオーダーメイドでつくってい
ループらしいビジネス、強
︶
﹂では、
﹁お客様
︵ FY2023-FY2025
や社会に対して、新たな価値を提供
し続けるため、事業分野、事業モデ
50
です。
ました。しかし、 年以上が経ちこ
タートした カ年の﹁ 中期経営計画
目指す姿の実現に向けた具体的
年にス
なステップである
2
0
2
3
ルを再構築すること ﹂
、また、
﹁社
I
T
3
グルー
を活用して自動化
I
T
A
I
大限に活用し、成長市場において、
二つ目は、自社知財や各事業の業
務に精通する人材といった強みを最
プがやり遂げていくべきものだと考
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A
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S
I
T
兆円への挑戦 ﹂という つの方向
ニーを実現すべく﹁
〝 総合的企業価
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K
*マルチクラウド:複数のパブリッククラウドプロバイダのサービスを同時に使用すること
Business Insights Vol.77
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