ビジネスインサイツ JMAC40周年記念特別号
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- 事業計画に落とし込む︑というイ メージを持っているだろう︒一般 的には︑各種計画︑組織構造︑仕
異なる視点を交わすことによって、 新しい意味を生み出す
事のプロセスは互いに高い整合性 を持ったほうがよいと考えられる が︑イノベーションの研究者は︑ 逸脱の余地が必要だと指摘してき た︒ブートレギング︵ 密造酒づく り ︶と呼ばれるような︑オフィシ ャルに認められていないプロジェ クトを許容することの重要性はず っ と 指 摘 さ れ て き た し︑3 M や グーグルで実践されている︑ % や %の時間をオフィシャルに認 められている仕事以外に使ってよ いという仕組みは︑逸脱を奨励す
親しい人の間で交わされる
るものだ︒公式な計画から多少ず れていても新しいことに挑戦して
会話
みる︑ 現場の裁量にゆだねてみる︑ そういう余裕がなくなっていない だろうか︒
中期経営計画を 使って変革を起こす
中計で疲れ果てているという指 摘に対しては︑何のための中計か
大学院内にあるデジタルスタジオで大薗教授が講義を行う様子。リモー トでも質問を投げかけ学生同士が議論 する 「対話」 を重視しているという。通常、一橋 ICS の使用言語は英語とのことだが、留学生が日本語で議論す るコースも加わったそうだ。
経営企画部門と事業部門の議論は 「会話」 よりも 「対話」 で
対話
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JMAC 40th Anniversary
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