脱炭素社会へ転換させる社会的ティッピングポイントに関する意識調査
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- (教育)
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政治家と企業経営者に対して気候危機のリスクについての教育を行うことが大事だと思います。また、気候問題の解決が選挙の争
点となることが必要ではないでしょうか? 〔政治・経済・文化団体 (70歳以上)〕
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分かりやすさだけでなく、本当に重要なことをみんなで共有することが大切だと思う。特に教育に関しては、子供は大人(特に親)の
真似をするため 〔大学 (40歳以上~50歳未満)〕
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私も大学の授業で初めてティッピングポイントや詳しい温暖化の現状について知ったので、義務教育の頃から環境の授業をするなど、
教育の面から社会的な意識を高めることが効果的だと思いました 〔大学生 (20歳未満)〕
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まず科学的に裏打ちされた、小中学生が理解できるような正確なリスクの啓蒙が必要だと考えます 〔政治・経済・文化団体 (60歳
以上~70歳未満)〕
(カーボンプライシング)
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国別にレートを変えた炭素税(宇沢) 〔不明 (50歳以上~60歳未満)〕
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日本の場合、1.5℃目標に整合する政策がとられ、とくにカーボンプライシングが早急に強力なルールにならないとマーケットベース
でもSTPが起きず、国民の行動も変わらない 〔情報通信業 (50歳以上~60歳未満)〕
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政府からの働きかけや社会世論の醸成も必要な要素とは思いますが、カーボンプライシングなど、経済的なインセンティブ(CO2排
出を下げれば下げるほどコストを低減できる)を働かせる手法が最も効果的ではないかと考えます 〔卸売業,小売業 (40歳以上~
50歳未満)〕
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カーボンにしっかりと高い値段をつけることができるのかが、対策が進むかどうかの別れ目だと考えている 〔情報通信業 (50歳以
上~60歳未満)〕
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二酸化炭素の排出量が取引されるといった事柄が問題の環境問題という部分を薄れさせ、かえってマネーゲームのようなイメージ
を一般に植え付けてしまっている気がします。また紛争等は、地道な脱炭素の取り組みを霧消させる程のインパクトがあるため、世界
的な公平性が図られない限り、社会的ティッピングポイントへの到達は難しいのではないかと思います。 〔運輸業,郵便業 (40歳以
上~50歳未満)〕
(エネルギー政策)
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311が本来の一番転換期であった。そのときに脱原発を基にグリーンエナジーに完全にシフトしていれば、世界的にリードしていた
かもしれない。すぐ忘れる国民性に甘え、利権に走った結果である。補助金も中途半端なので、振り切った使い方をしたほうがいい
と思っています 〔卸売業,小売業 (40歳以上~50歳未満)〕
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国の補助がECO電力の方が通常電力より安く購入できるようになること 〔製造業 (50歳以上~60歳未満)〕
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化石燃料(原油、天然ガス)の使用禁止(燃焼禁止) 〔製造業 (60歳以上~70歳未満)〕
(商品・技術開発)
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継続可能な代替技術が普及して努力が不要になるか,猛暑などの実体験により自発的な人間の意識変革が生じるか,の2パターン
が主となるのではないか。現状の日本では,庶民にコスト増加を要求する施策は許容度が低いと考える。〔製造業 (40歳以上~50
歳未満)〕
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日本による貢献は徹底的な省エネ技術の開発に尽きるのではないかと感じます 〔製造業 (50歳以上~60歳未満)〕
(STPについて)
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たとえば革命など、これまでSTPとして類別されていなかった事象が多々あります。これらを整理して、何らかの統一概念がつくら
れることを期待しています。さらに、結果の良し悪しを前提とせず、生物や物理化学現象なども含んだ包括的議論にまで発展すれば
最高です 〔学術・開発研究機関 (70歳以上)〕進捗が色々と遅い為将来が不安になる 〔卸売業,小売業 (40歳以上~50歳未満)〕
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勉強不足でしたが、ティッピングポイントを「気候変動」と「社会的」に分けて考えることでより前向きに脱炭素社会への転換を考える
ことができると感じました。危機を共有しながら、様々にある気候変動への解決策・対応策を「社会的ティッピング」として括ることは
分かり易い分、指示され易いのではないかと感じました。ありがとうございます 〔鉱業,採石業,砂利採取業 (60歳以上~70歳未
満)〕
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脱炭素化への社会的ティッピングポイント(STP)という言葉の認識レベルを大きく上げる必要がある。それにより、少しではあるだ
ろうが、行動が生まれると思う 〔政治・経済・文化団体 (50歳以上~60歳未満)〕
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気候に対しては悪いイメージ、社会に対しては良いイメージという事だが、使い方で混乱しそう 〔製造業 (50歳以上~60歳未満)〕
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一般消費者が経済合理性の中で選択した結果がSTPを生み出す様に政治的なルール策定(補助制度等)が必要だと考えます。一部
の意識高い集団が出来てもSTPを超える事は実現できないと思う。多数の人類は遠い先を想像して今の行動を変えられるとは思え
ない 〔不明 (50歳以上~60歳未満)〕
(負の影響)
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真の意味でサステナビリティに資するグリーン科学技術の進展。太陽光発電や洋上風力など、環境へ負の影響を与える偽りのサステ
ナビリティからの脱却 〔大学教職員(40歳以上~50歳未満)〕
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政府の推進策、またそれによる産業界の取り組みが、ウォッシュに繋がったり、のちに災禍となるものを産み出すようなことがあって
はならないと考えます(メガソーラーによる山林の乱開発、ソーラーパネルの廃棄問題、脱炭素を掲げた原子力推進、ゲノム編集や昆
虫食など) 〔不明 (40歳以上~50歳未満)〕
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炭素が悪者ではなく、他にも水循環の大きな変化などやメタン、冷媒などが大きく影響していることと、自然界は人間のものだけで
はない共有地であるという理解が必要です。また日本ではバイオマス発電は再エネに分類されていますが、バイオマス燃料としての
木材輸入量は増えています。また発電所によってはその情報を開示していません。それでは本末転倒です。また水素やアンモニア、ダ
イレクトエアキャップチャー、原子力発電などは、脱炭素にはなるかもしれませんが、新たな課題を生み出すので、解決策として採用す
るのは問題だと思われます 〔政治・経済・文化団体 (50歳以上~60歳未満)〕
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「脱炭素」の標榜は、いわば生物否定につながりかねない。なぜならば、生物である有機物は炭素を基としており、生活にCO2排出が
不可欠であるからだ。カーボンニュートラルもいわば形而上で、炭素循環つまり実質的なバランスを重要視することが、真の意味の
STPである 〔情報通信業 (50歳以上~60歳未満)〕
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