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環境経営(Environmental Management)

 日本能率協会(JMA)では毎年産業界に対して提言活動を行なっている。1997年の提言が「環境経営」であり、その中で環境経営を次のように定義している。
「企業活動を循環構造にすることにより、環境負荷を極小化し、エコロジーとエコノミーの統合をめざす経営である。」


企業が環境経営を推進するには、まず経営陣が「Sustainable Development(持続可能な発展)」の思想を持つことが必須である。一方、企業は環境ボランティア団体ではないので、適正利潤の追求が最優先課題である。そこで重要なことが、エコロジー(環境に対する貢献)とエコノミー(経営/事業に対する貢献)の同時実現を徹底志向する経営である。

本業と切り離した環境活動も重要であるが、それではエコノミー(経営/事業に対する貢献)が弱い。本業を通じた環境活動を各部門が実施することにより、コストダウン、生産性向上、管理能力向上、人材育成、企業ブランドイメージ向上、売上向上などに結びつけることが重要である。
 環境経営を推進する具体的な方法論として、JMACが開発した「Eco-Ecoマネジメント」の考え方が有効である

文責:JMACコンサルタント 山田 朗)

■関連用語
 ISO14001/環境マネジメントシステム
 Eco-Ecoマネジメント