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ロジカルシンキング(logical thinking)

論理思考とは根拠に基づいてストーリーを展開し、目的にあった結論を導出する思考方法を指す。
論理思考には3つの特徴が存在する。

1.結論は根拠に基づいている
どんなに良い主張であっても根拠に基づいていないと説得力は生れない。
論理思考を活用する場面では、結論を支える根拠として事実情報の収集が必須となる。 

2.結論までの展開につながり(ストーリー)がある
根拠と結論が紐づいて見えない場合、それは論理的な主張ではなく”思い付き”と見なされてしまう。
主張を支える根拠が正しい推論形式で繋がっていることが求められる。
特に、前提情報は相手によって把握している深さや量が異なるため、
ストーリー作りで手を抜くと飛躍した論理主張として受け止められてしまうリスクが高まる

3.結論が明確かつ目的に沿っている
論理的に主張を展開したとしても、場の目的とズレている場合、その主張は意味をなさない。
論理思考を活用する場合、そもそもの目的を掴んでおかないと、意味のない論理を構築することになる

この論理思考を活用したツールとしては論理ピラミッド(ピラミッドストラクチャー)、ロジックツリー、因果関係図、フレームワークなどが存在する。そして、これらのツールを支える推論方法としては演繹法推論、帰納法推論が存在する。

論理思考を身につけるメリットとしては

  • 筋道を立てて相手にわかりやすく伝えることができる
  • 主張に対する根拠が客観的で、かつ漏れやダブり、飛躍などがなくなり、相手に対する説得力が高まる
  • 相手の主張の妥当性を検証できる 

    などが期待効果として挙げられる。

論理思考力を高めることはコミュニケーション能力を高め、さらには構造的にものごとを考えられるようになることで、問題解決力や戦略立案力などにも寄与する。

(文責:JMACコンサルタント  丹羽哲夫)