製鉄:R社
- 現場デジタル改善
- その他
本社IT企画部門主導で全社改革
支援テーマ
製鉄業の効率化に向けたIoTツールの導入診断
取り組みの背景とねらい
IT部門主導でツール導入を試みたが、自社工場の課題が分からずなかなかIoTツールの導入検討が進まなかった。そこで、弊社コンサルタントが支援し、ツールありきでは無く、現場の課題整理をしながらスマートファクトリーコンセプトの重点化から試みた。
プロジェクト推進体制
本社情報システム部門、工場長、管理部門長、現場リーダー
成果
現場観測やメンバーとの幅広いディスカッションにより重点化した課題は、中間品の置場スペースが生産のボトルネックになり、生産全体が停滞することと材料・完成品が大型の重量物であるため定置管理が難しいこと。
定置管理については、カラーバーコードを活用し天井カメラから撮影することにより置場把握の仕組みを実現。
生産滞留の抑制は、シミュレーションツールを導入することにより、払い出し計画に合わせた整流化を実現し、極限まで中間製品の滞留量と時間を抑制する事で実現した。
成功のポイント
工場長含めSF化への意識が高く、課題にたいして濃厚なディスカッションが出来た点。
ツール起点ではなく、工場の困りごとを同じ目線で理解するところから始め、そこにリーチできるツールをや改革案を提示できた。
また、ツールをスクラッチで造るのでは無く、パッケージ品をカスタマイズして導入することにより、短時間で実現できた。
※本事例は複数の事例を加工して作成しています
関連コンサルティング・サービス
DX/デジタル推進
デジタル技術の進化のスピードと関連技術がもたらす爆発的な可能性はもはや疑いの余地はありません。今後ユーザーに問われるのは、多くのサービスから自社にとって最適な選択を行い、使いこなす力です。 経営者、マネジャー、社員一人ひとりそれぞれの立場で、今そして将来何が課題となるのかを洞察する力、これがDX成功の原点であるとJMACは考えます。デジタル化による変革(=DX)の可能性は、現場から経営レベルまで、あらゆる場面に広がっています。 新しいデジタル技術の進展により、今まで不可能だったことがブレークスルーにより実現できるかもしれない。JMACはそんなDXを支援します。