お問い合わせ

SX(Sustainability Transformation)

Sustainability Transformationの略。サステナビリティ経営を行う上で、現状からの延長線上ではなく、未来のあるべき姿から、現在にさかのぼって課題解決を考えるアプローチを行うことにより、経営構造改革、事業構造改革を行うこと。

SXを実現する上では、企業としての持続可能性(10年先、20年先の稼ぐ力)と社会の持続可能性(自社に関わる中長期的なリスクと機会)を評価し、それぞれの課題解決はもちろんのこと、相反する課題に対して一挙両立を可能とする変革に取り組みことが重要となる。

相反する課題の例としては、脱炭素化の取り組みが挙げられる。脱炭素化は、社会全体の効果、貢献は明らかだが、企業単体の経済的効果が短期的に表れることが少なく、既存の事業の延長線上で、かつ、従来の基準で投資対効果を判断することが難しい場合がある。あくまでも一例であるが、近年着目されている取り組みとしては、サーキュラーエコノミーへの転換が挙げられる。従来の廃棄を前提としたサプライチェーンから、資源循環型のサプライチェーンに変革することにより、脱炭素型のビジネスモデルを構築することにつながる。

(文責:JMACコンサルタント 茂木 龍哉)