アサヒグループホールディングス株式会社
経営者の「覚悟」が改革の要 「人と企業風土」を育てるアサヒ流の改革
代表取締役会長 兼 CEO 泉谷 直木 氏
「経営者は金ではなく、いぶし銀であれ」――アサヒグループホールディングスの泉谷直木氏(代表取締役会長 兼 CEO)の言葉だ。いぶし銀は常に磨いておかないと光らない、すなわちトップに立つ者こそ常に「自己研磨」に勤しむべしという経営者・泉谷氏の実践哲学だ。さらに、経営においてもっとも重要なのは「人と企業風土」であると断言する。「経営者自身の成長がないと、経営改革は成功しない」との信念のもと改革を推し進めてきた泉谷氏に、厳しい環境下にあるビール事業の事例を交えながら、企業価値を高める改革への想いとその軌跡を存分にお話しいただいた。