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「2019ものづくり川柳大賞」が決まる! 2月15日に表彰式
日本能率協会コンサルティング(JMAC)が毎年募集している「2019ものづくり川柳大賞※」の入選作・佳作が決定しました(下記)。今回で22回目となる大賞に選ばれたのは山田絵里さん( ブリヂストンフローテック株式会社・埼玉工場)の句です。なお、入選作にはイラスト(作・大川清介)・選評を付けて公表し、作品ポスターとして公開します(本ページからダウンロード可)。
今回の応募総数は、721句。第1次選考を経て、川柳審査員による選考会で受賞作品が決定。入選者は2019年2月15日に開催される『第6回 ものづくり・現場力事例フェア』(主催:JMAC)で表彰されます。
※ものづくり川柳大賞とは
JMACの月刊誌『TPMエイジ』で毎年募集していた「TPM川柳大賞」「工場川柳大賞」を受けて、「ものづくり・現場力事例フェア」の特別企画として募集している川柳賞。ものづくりに従事する方々の職場や家庭での喜怒哀楽をユーモラスな川柳で表現する企画として長年親しまれており、今年で22年目。
2019ものづくり川柳大賞 入選作・作者一覧(敬称略)
【大賞】 改ざんより 改善重ねて 良い製品
改ざんより 改善重ねて 良い製品
山田 絵里(ブリヂストンフローテック株式会社・埼玉工場)
【選評】日本の製造業の強みは改善で培った現場力と、それに支えられた良い製品のハズ。その前提がなければ、この『ものづくり川柳』で吹き飛ばすハズの苦労の矛先も違ってしまいます。元号も変わる新生日本のものづくりに期待をこめて、今年度の大賞は貴重な示唆に富んだ本作に決定!
【優秀賞】 ハンパねぇ~! 不具合見つけた アイツの目
ハンパねぇ~!不具合見つけた アイツの目
深澤 英樹(国立印刷局・王子工場)
【選評】「アイツ半端ないって! 後ろ向きで不具合めっちゃ発見するもん! そんなん出来ひんやん普通!」という感じでしょうか。スーパーボランティア、いやスーパーオペレーターになりそう。まずは握手してもらうべき?
【優秀賞】 呼ぼう保全、本来自分で、予防保全
呼ぼう保全、本来自分で、予防保全
保科 明男(日野自動車株式会社・羽村工場)
【選評】安易に事後保全に走ったり、すぐに他人におまかせして面倒を避ける(自護保全か?)現場も見られる中、「本来自分で」という姿勢は見習うべきものがあります。現場内でたくさんの#MeTooがほしいですね!
【特別賞】 AI(エーアイ)より 仕事はやっぱり AI(愛)なんだ!
AI(エーアイ)より 仕事はやっぱり AI(愛)なんだ!
矢田 利香子(国立印刷局・彦根工場)
【選評】AIやIoTが人間以上の知識・知能や情報処理能力を持ったとしても、やはり仕事に愛を持つことは不可能そう。でも、もしも両方が融合してAITが実現すると「エー相手」となって、仕事上の良い相棒になるかも?
【審査委員長賞】 この川柳 入選ほとんど 流行語
この川柳 入選ほとんど 流行語
長宝 卓(旭化成株式会社・川崎製造所)
【選評】川柳には時勢を皮肉るという側面があるので、その傾向は強いかも! そして流行語の入ったものは盗作・流用の心配が少ないという真理が、審査側に働いている可能性も......。流行語を逆手に取っており実に見事です!
佳作・作者一覧(敬称略)
「今は亡き 上司の言葉が 今も生き」
鈴木 里美(株式会社デンソー・本社)
「新人も 活動中は showタイム」
久保田 要(エコシステム山陽株式会社)
「予備部品、10年過ぎて、骨董品」
増田 恵介(日野自動車株式会社・羽村工場)
「モーターを 磨いてみたら 違う色」
軽部 貴文(サンエイ糖化株式会社)
「 生産性 指標ないから 支障なし」
小野 宏(昭和アルミニウム缶株式会社・彦根工場)
「歩行ロス 無くしてみたが 脂肪増す」
宮本 孝行(ブリヂストンフローテック株式会社・埼玉工場)
「設備の悲鳴 養生テープで 口封じ」
山口 尚登(パンパシフィック・カッパー株式会社・佐賀関製錬所)
「人づくり 教えることで 教えられ」
小西 朋子(富士石油株式会社・袖ケ浦製油所)
「機械にも エナジードリンク 飲ませたい」
横田 洋士(富士マシン株式会社)
「保全より この川柳に 知恵絞る」
八坂 勇多(住友化学株式会社・大分工場)
「 廃棄物 カットモデルで 蘇える」
武田 幼(北海道石油共同備蓄株式会社・北海道事業所)
「やめないで TPMより 安室ちゃん」
佐藤 駿(国立印刷局・岡山工場)