ものづくり現場の最新改善事例が一堂に

去る3月1日、日本能率協会コンサルティング（JMAC）は、横浜市内のホテルで「第11回　ものづくり・現場力事例フェア」を開催、改善活動が活発な製造企業から総勢約500人が参加し、自慢の改善事例24本が発表されました。同フェアは毎年開催される大規模な事例発表大会で、今回で11回目です。

メイン会場では講演・発表に先立ち「ものづくり川柳大賞」の表彰が行われ、大賞受賞の川本凛さん（住友化学・大分工場）、特別賞受賞の菅原潤一さん（国立印刷局・岡山工場）が壇上で賞状と記念のパネルを授与されました。

その後の基調講演では、ヤマハ発動機の石塚 一子さん（モノづくり人財戦略部 部長）が、「人財の価値向上」に向けた女性活躍への取り組みを語りました。続いて、JMACの石田秀夫（取締役）からは製造業の実態調査レポートの内容を踏まえつつ、これからの製造業の競争力のあり方を提起しました。

午後からは参加者らは5つの会場に分かれて、JMACコンサルタントによる「推しの事例」の発表に熱心に聞き入っていました。各会場では活発な質疑応答も見られ、他社事例への関心の高さが伺えました。
（各発表テーマは特設サイトを参照のこと）

メイン会場のロビーでは、現場改善に必須のIoTツールの「特別展示会」を開催、10社の製品が展示され、多くの参加者の注目を集めていました。

また、今回から初の試みとして、「ものづくり川柳大賞」の佳作の中から「フェア特別賞」を会場投票で選出しました。選ばれたのは国立印刷局・彦根工場の飯澤 正夫さんの作品です（下記）。

【フェア特別賞】若手指導　実はこっそり　自己指導

イラスト・コダイラショウヘイ

作品はイラストとともに川柳大賞受賞作品ポスターに加えました。入選作・佳作の一覧のページをご参照ください。こちらです。

次回は2025年2月28日開催予定です。製造業のみなさま、取り組み中の改善で成果を出していただき、ぜひ次回のフェアでご発表を！　詳細は決まり次第、JMACのホームページでご案内します。