お問い合わせ

コンサルティング・サービス

在庫適正化・在庫管理強化コンサルティング

  • 調達・物流・SCM

事業特性のひも解きから始める、全社が合意・経営層が納得する在庫管理の仕組み構築

課題

企業課題

経営・サプライチェーン

  • 在庫金額が膨らんでおり、経営からキャッシュフローが回らないと言われる
  • 工場・物流倉庫、店舗、どこにどれだけ在庫を保持すべきかわからない
  • 顧客要求に応えて、品目バリエーションを増やした結果、在庫増・利益減となり交差比率が低い

在庫管理

  • 欠品で顧客への販売機会ロスが発生している一方、余剰在庫も保持している
  • 実需・売れ筋に応じた在庫管理の層別の考え方が整理できていない
  • 人の経験と勘でPSI計画(製造・販売・在庫計画)が作られている
  • 営業の需要予測が当たらない
  • 安全在庫・フロー在庫(流動在庫)・政策在庫など理論的な在庫区分の自社への適応が難しい
  • EC/店舗/卸、各チャネルからの受注に対応できる在庫水準を決められていない

在庫管理システム

  • エクセルでの在庫管理を行っているが業務が煩雑で時間がかかっている
  • 在庫管理システムを導入したが、新商品のマスタメンテができておらず、使えていない

倉庫管理

  • WMS(倉庫管理システム)を入れているが、在庫基準値のメンテナンスができていない
  • 在庫保管場所が多岐にわたり、棚番管理が上手くない、在庫を探す時間がかかっている

対象の業種 、部門、領域、職種

業種:自動車、化学、建材、電気/電子、医薬、食品、流通/小売
領域:サプライチェーン(SCM)、製造、販売、調達、経理、生産管理、在庫管理

社会課題

  • 在庫適正化によって廃棄ロス削減を図り、製造段階や流通段階等において投入した資源やエネルギーの無駄を無くしたい(代表的な社会課題:フードロス・食品ロスなど)
  • キャッシュフロー等の改善だけではなく、投入する資源やエネルギー量やCO2排出量の削減量を同時に算出したい

JMACの在庫適正化・在庫管理強化コンサルティングの特徴

 在庫は商品供給のリードタイムを短縮させる役割がありますが、商品アイテムの増加、販売計画のあいまいさ、大ロットでの生産、季節変動対応などで、キャッシュフローや保管コストに悪影響を与えます。適正在庫を目指すためには、サプライチェーン全体を見渡して、在庫との関連要因をバランスよくコントロールする必要があり、サプライチェーンの構造を理解して、関係各機能との連携作業を適切にリーディングするための、幅広い業務の知見とマネジメントスキルが要求されます。

   

特徴① 事業特性に応じた層別管理

需要特性と供給特性により、在庫の持ち方・生産管理方式が変わります。
納期に余裕・能力にも余裕があれば、受注を受けてから生産を行う受注生産の形態をとることができます。一方、納期もしくは能力に余裕がない場合は、平準化を狙った生産、見込製造・見込み在庫の保持をするなど、特性に合った管理が求められます。

  

特徴② 在庫構造を見える化

在庫管理は、生産/販売どちらか一方の組織によって行うものではなく、経営とオペレーション機能の部署が納得する適正在庫を全社で決めることが重要です。生産側の生産能力や生産リードタイムなど、生産の実力と営業側の需要予測精度や機会損失コストにより、自社で保持すべき在庫水準を定める必要があります。また、安い時に原料調達し在庫したり、得意顧客のために確保するなど、政策的に在庫を保持する場合もあります。

JMACでは、在庫の構造化の考え方を整理し、考え方に従って全品目の基準値を設計できれば、基準値へ向けた生産管理を実施し、在庫適正化を狙います。

   

特徴③ 生産、販売プロセスの実力向上

業務プロセスの改善を行い、さらなる在庫削減を実現します。たとえば生産では、生産リードタイムの短縮、計画サイクルの短縮、不良の低減や、小ロット生産化により在庫圧縮が可能となります。販売では需要予測精度向上、品種構成見直しなどが挙げられます。

JMACでは各業種での生産・販売の業務プロセス改善の経験をもとに、さまざまなアイディアを提供し、継続的な在庫削減のご支援を致します。、

在庫構造の見える化

在庫適正化・在庫管理強化コンサルティングの進め方

STEP①
現状在庫の全体像把握と対象重点化(在庫MAP作成)
● 現状の在庫(事業・在庫場所・製品/部品、製品分類別)が、どのくらいの金額・量・月数保持しているのか明確にする
STEP②
現状在庫の構造化
● 販売・生産状況も把握
● 在庫区分の設計、製品ごとに適正在庫を算出
STEP③
在庫発生要因の解析
● 現状在庫と適正在庫の差を明確にし、在庫発生要因を調査
● 在庫発生要因を深堀りし、在庫増加の真因を探す
STEP④
目標在庫達成へ向けた改革テーマ抽出
● 在庫発生要因に対する複数の改革案を抽出
 →効果が大きく実行可能な案を目標在庫を達成するためのテーマとして設定
STEP⑤
目標在庫シミュレーション
● 改善案による在庫削減効果のシミュレーション
● 顧客の満足する納期遵守となるかシミュレーション

目標在庫達成に向けたステップ

事 例

業 界:精密機器製造

会社プロフィール:グローバル市場に展開。業界大手。

テーマ:製品在庫の削減

背 景:発注から納入まで期間が長いため、販売側が過剰に製品在庫を保有しキャッシュフローを圧迫

取り組み内容

  • 販売在庫量と受注量データの共有化
  • 製品別安全在庫量基準の見直し
  • 生産計画サイクルの短縮化
  • 製品廃盤ルールの設定と実行

コンサルティング・サービストップ