持続可能な社会に対応したあるべきサプライチェーンを描き、全体最適を図る業務や仕組みを構築する
課題
- 企業のビジョンや戦略方向性に基づいた「あるべきサプライチェーン」を描きたい
- グローバルサプライチェーン構築や海外進出への対応が遅れている
- M&Aや事業統合後のサプライチェーン再構築に苦慮している
- 複雑化・高度化するサプライチェーンネットワークに対して、SCM業務が非効率な状態である
- 最新テクノロジーやシステム導入をしたい
- 人権や環境への配慮など持続可能なサプライチェーンの構築ができていない
対象の業種 、部門、領域、職種
- 製造業、小売業・卸売業、商社・流通企業
- 経営企画部門
- SCM部門、生産管理部門
- 最高サプライチェーン責任者:CSCO(Chief Supply Chain Officer)
- 最高ロジスティクス責任者:CLO(Chief Logistics Officer)
JMACのSCM(サプライチェーンマネジメント)コンサルティングの特徴
JMACでは、SCM改革(サプライチェーンマネジメント改革)においては、「サプライチェーン戦略」「サプライチェーンデザイン」「サプライチェーンコントロール」「インフラ(情報システム・人材・組織)」の4つを、一貫したものにし、高度化していくことが重要と考えています。
サプライチェーン戦略
経営環境や事業戦略を踏まえ、SC戦略として目標を明確化すること。事業競争力を高める視点として、「供給力」「コスト力」の他、「製品力」「販売力」を挙げ、重視すべき競争力を明らかにする。
サプライチェーンデザイン
戦略を受け、それを高い水準で実現するための構造を検討し、その変革を計画すること。より高度で競争力のあるSC実現に向けて、「サプライチェーン構造」「機能・組織編成」「原価企画プロセス」「S&OPプロセス」をデザインする。
サプライチェーンコントロール
デザインされた内容を確実&スピーディに高い水準で実現する力量=運用力 のこと。「開発」「計画」「調達」「生産」「物流」「販売・サービス」の各機能の確実な遂行と徹底によりサプライチェーンを高い水準でコントロールする。
インフラ(情報システム・人材・組織)構築・整備
サプライチェーンに関連する各プレイヤーのデザイン&コントロールレベルを高めるのに必要な組織としての力量のこと。「情報システム」「人材」「組織」の各領域の整備レベルを高め、より高度なサプライチェーンデザイン、サプライチェーンコントロールの実現につなげる。
SCM(サプライチェーンマネジメント)改革のフレームワーク
SCM(サプライチェーンマネジメント)コンサルティングの内容
サプライチェーン戦略コンサルティング
- サプライチェーン戦略・サプライチェーンビジョン策定
- サプライチェーンリスク、グローバル化など外部環境整理
- 事業戦略、社会価値を踏まえた顧客価値提供など内部環境整理
- サプライチェーン戦略としての目標明確化
サプライチェーンデザインコンサルティング
サプライチェーン構造(拠点・ネットワーク)の見直し・再構築
- あるべきサプライチェーンデザインの検討
→ 事業を通じた社会課題解決を実現するサプライチェーン
→ 海外進出や考慮したグローバルサプライチェーン
→ レジリエンスサプライチェーン
- 工場や物流拠点・ネットワーク設計
- サプライチェーン最適化シミュレーションによるシナリオ作成
- Sales and Operations Planning (S&OP)導入
サプライチェーンコントロールコンサルティング
在庫管理強化・在庫削減・在庫適正化
- 現状在庫の構造化
- 在庫過不足要因の抽出と改善案作成
- 基準在庫量の設定
- 在庫管理ロジックの設定
需要予測精度向上
- 現状の需要パターン分析
- 変動要因分析(季節変動、新製品、ノイズ)
- 基準のパターンと変動要因設定
- 管理システムの設計と運用
トータルリードタイム短縮
- 受注処理・手配リードタイム短縮
- 資材調達リードタイム短縮
- 設計リードタイム短縮
- 製造リードタイム短縮
- 物流リードタイム短縮
インフラ(情報システム・人材・組織)構築・整備コンサルティング
SCMシステム整備
- 現状分析と課題把握
- あるべき業務モデルと目標値設定
- システム要求仕様設定
- 情報データベース整備
- システム導入と運営支援
生産管理システム検討
- 受注情報取得と生産計画活用方法
- 在庫層別管理の導入
- 原材料の発注点管理
- 生産基準情報整備
- 生産計画作成、在庫引当業務の効率化
事 例
業 界:機械部品製造
会社プロフィール:市場シェアが高い業界大手
テーマ:受注精度の向上と在庫削減をねらうSCMシステムの開発
背 景:多くの納入先があり、品切れを心配した過剰な在庫保有がキャッシュフローを悪化
取り組み内容
・客先予算情報の登録と発注管理での活用
・発注量計算のロジック化、安全在庫の自動計算
・調達先との必要情報の共有化