生産技術者の未来実態調査
第3回 生産技術が上流に上がることで、より価値を生む
真田 健二
コンサルティング・サービス
新製品・新サービスを生み出す開発力強化は企業の最重要課題です。しかし実際にはタイミング良く開発を進められない状況をよく目にします。このギャップを打破するために、開発力を核にした事業成長課題を診断を通じて明確にし、技術、製品・サービス、R&Dプロセス、組織・マインドの観点から企業全般にわたる開発力強化のためのシナリオを描き、短期で課題を解決します。
1.開発力診断
2.開発力強化実践
3.開発基盤整備・定着化
4.人材育成
1.開発力診断 | ● アンケート診断/組織間比較/他社ベンチマーク ● ありたい姿の明確化 ● 開発力強化シナリオ ● アクションプランへの展開 |
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2.開発力強化活動 |
① 技術力革新 ● 基盤/戦略技術の特定と強化シナリオ ● 商品・サービスコンセプト・商品企画書 (QFD、FMEA/DRBFM、FTA、タグチメソッド、データ教育など) ● R&D生産性向上 ● 製品のモジュラーデザイン |
3.開発基盤整備・定着 | ● 設計プロセス規程再構築 ● 設計技術標準・ISO規格対応 ● 開発環境・ITシステム基盤強化 |
4.人材育成 | ● 変革リーダーの育成 ● 次世代マネジャーの育成 ● 実務者教育 |
会社概要:精密機器メーカーA社
テーマ:内製組込みソフトの開発期間短縮と、早い段階での品質向上
【革新前】
・組み込みソフト作成に約2年間かかっている
・評価段階での不具合が非常に多く、この修正のために開発の多くの期間を費やしている
【革新後】
・組込みソフト作成期間短縮(50%減)
・発生不具合の早期化(ピークを1工程前へ)、不具合件数の削減(25%減)
会社概要:電子機器メーカーB社
テーマ:開発部隊と品証部隊の連携強化による開発効率化
【革新前】
・開発途中段階での客先起因と自社起因による仕様変更のため、開発納期の遅延
・品証段階から品証部隊が参加し、そこからの不具合摘出数が非常に多く、修正に時間がかかる
【革新後】
・客先からの要求仕様の詳細確認、設計段階での検討の充実化により、大きな仕様変更撲滅
・構想設計段階から品証部隊が参加し、早期の課題出しと課題解決の実現により、開発納期達成
TIS株式会社
「技術KI」を“re:Born”させて新時代へ
グローブライド株式会社
みんなに"見える化" チーム設計への大改革 〜企画部門、技術部門、設計部門など全員を巻き込む〜
東芝テック株式会社
未来志向のアイデアでオンリーワンの技術創出を目指す
株式会社ノーリツ
技術シーズ探索でお客様に驚きと感動を 〜「この研究は私がやる」一人称の「やりたい」が新価値を生みだす〜
大日精化工業株式会社
技術者の「自覚」と「覚悟」が組織を変え、未来を変える〜全員野球で「勝てるチーム」になる〜