生産技術者の未来実態調査
第4回 生産システム革新における生産技術者の役割
藤井広行
コンサルティング・サービス
特徴1:構想の主体はクライアント同士の議論から
自分たち自身で描いた計画こそ、魂が宿り実行できると考えています。JMACは、組織戦略構想のヒントとなる事例や考え方を共有しますが、クライアントの幹部の活発な議論を促したうえで、共に構想していきます。少し壁のあった管理職間の関係性も良くなります。
特徴2:現場実態に即したR&D課題解決の知識がある
JMACでは、実際のテーマ企画構想支援や研究者・技術者一人一人の業務改革・チーム革新など、現実的で多様な課題解決の支援をしています。組織戦略構想においても、現実と理想の両方を見据えて議論します。
特徴3:構想フェーズから組織革新を実践する
組織のステアリングメンバー中心で始めますが、初期段階からリーダー層や現場を巻き込んでおきます。それによって、施策を実行する段階での現場の納得感を高めることができます。
予備調査 | ● アンケートやヒアリングによる現状調査 ● 調査まとめと問題の見える化 |
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月1回 R&Dマネジメントの学習と討議 |
● 1か月のYWT(振り返り)とST(賞賛と提案)フィードバック ● 前回議論までの整理と共有 ● インプットとしてのマネジメント勉強会 ● 気づきや疑問、現状実態やアイディアなどの討議 ● 自部門でできること・討議すべきことの確認 |
組織革新シナリオ策定 | ● 討議を踏まえた上で、重要課題を設定し、中期計画を整理する ● 組織革新コンセプトを討議する |
課題解決計画策定 | ● 重要課題について、実現するための作戦ストーリーをつくる ● 日程計画に落とし込む |
R&D組織変革シナリオ構想の実践イメージ
業界:食品業界
会社プロフィール:R&D部門で200名程度
テーマ:R&D部門の組織革新シナリオの作成と実行
背 景:新しい価値を創出するというミッションは明確であったが、具体的な実践は個人任せになっていたため、個人の力量以上の結果が出ていなかった。
取り組み内容:R&Dの組織マネジメントについての理解を深め、部長間での意見交換を活発に行った。一見異なる意見をJMACがシナリオとして整理することを繰り返し、その過程で意見の統一とシナリオの作成、およびリーダー層のモチベーション向上が図れた。
成 果:組織一体で変革活動を行える状態ではなかったが、戦略スタッフの意欲向上と組織全体での変革シナリオの作成、部長間の関係性強化により、自らで変革活動をドライブできるようになった。
TIS株式会社
「技術KI」を“re:Born”させて新時代へ
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