新工場建設プロジェクトの効率化と、工場業務へのAI実装に向けて
八木 亮介
コンサルティング・サービス
長い間ものづくりを行ってきている、製造現場での様々な作業や業務は、人手に頼るところが多い。目で確認したり、ベテランに聞いたり、手書きで書類や帳票を作成したり、といった作業・業務が点在している。
IoTやAIなどのデジタル技術を活用して更なる現場改善を進めたいのだが、何から始めて、何をいつまでに行い、最終的にはどんな姿になればよいのかがわからない。そんなお悩みを持つ企業にJMACは寄り添いながら、わかりやすく丁寧に「現場デジタル化のロードマップ」を作成する支援を行います。
最初は、理解を深めるための教育から始めて、デジタル化のトライアル実施などを行いながら、全体の推進計画を作成します。
デジタルツールを活用した現場改善推進において、ツールを現場に導入する際によくある失敗のケースとして
などがある。このような状態は、デジタルツールの投資対効果や、現場における真の困りごと、がはっきり掴めないまま、活動を推進した場合に起こっている。このようなことが起きないようにするためにも、下図のように、ステップを踏んで進めることが肝要である。
会社プロフィール:建築資材メーカー
テーマ:現場デジタル化評価表で、実態を知る
背 景:製品検査記録結果の手書きチェック、手入力等まだまだ人手に頼った作業も多く残っており、効率化の余地が多々あった。IoTいう視点で製造現場をどのように変革していけばよいかを中期的なスパンで共有化することのできるロードマップを作成する。
取り組み内容
現場デジタル化評価表を作成し、職場別工程別の作業・業務のデジタル化レベル診断を全職場に対し実施。
その結果を元に、
・現場デジタル化マップ(現状版 職場別工程別デジタル化レベル)
・現場IoTロードマップ(デジタル化推進活動3か年計画)
・次年度活動計画
の3つの方針書を作成した。