新工場建設プロジェクトの効率化と、工場業務へのAI実装に向けて
八木 亮介
コンサルティング・サービス
様々なメディアでスマートファクトリー構築事例が取り上げられており、自社工場のスマートファクトリー化を目指す企業は増加しています。
では、自社にとって最適なスマートファクトリーとはどのような姿なのか?
目指すべきゴールは、自社の置かれた業界やそのポジション、経営ポリシーや目標によって全く別物になるはず。そうした個々の企業に寄り添い、各社各様のスマートファクトリーをデザインするのがJMACのコンサルティングアプローチです。
スマートファクトリー企画構想設計(グランドデザイン)
デジタルソリューションの導入支援
改革ロードマップ策定
1. 工場の役割と責任定義 (関連機能に提供すべき価値の整理) |
● 主要KPIのトレンド分析と課題整理 ● ものづくりを取り巻くチェーンの関係から考える工場の目指す姿 (エンジニアリングチェーン/サプライチェーン/デマンドチェーン/マニュファクチャリングチェーン/サービスチェーン) |
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2. スマートファクトリーのコンセプト設計 |
● 50の改革シナリオ(スマートファクトリーイメージセル)を活用したコンセプトデザイン |
3. コンセプトを実現する 生産システムの具体化 |
● Physical Excellence:工程設計・作業設計・自動化/ロボティクス ● Operation Excellence:パフォーマンスを最大化する日々の業務プロセス設計(計画・指示・統制の仕組みなど) ● Management Excellence:生産システムを維持・高度化させる仕組み、KPI管理 人と組織の役割変革 |
4. 適用すべきデジタルツールの イメージアップと投資対効果試算 |
● RFI(情報提供依頼書)の作成 ● ツールの評価と投資対効果試算 |
5. ロードマップ策定 |
● 推進スケジュール |
業 界:食品加工業界
テーマ:工場デジタル化コンセプト構築とグランドデザイン
背 景:同社の新工場建設プロジェクトにおいて、全社のパイロットプラントと位置付く新工場構想コンセプト設計を行う。経営承認後、DX設計を支援。
取り組み内容:
JMAC TAKUETSU PLANT Design Methodをプロジェクト推進のコンセプトとして、5つのテーマを設定。主要なテーマは、生産量に応じた負荷の見える化によるリソースの柔軟配置の仕組み構築。
プロダクトサプライ実績系のKPI(設備、人、物)のエッジデバイスによる入手とダッシュボード化、これらのKPIを工場マネジメントに直結させる仕組みの構築。
そして最大のコンセプトはスマートファクトリーで働く従業員のChange Management働き方の変革であった。