生産技術者の未来実態調査
第3回 生産技術が上流に上がることで、より価値を生む
真田 健二
コンサルティング・サービス
生産設備の高度化により、設備停止や稼動率の低下は収益に影響する度合いが高まっています。一方で、設備保全については、設備の複雑化、労働形態の多様化により、設備メーカー依存の体質が強まる傾向にあります。工場設備全体の自動化、システム化が進行する中で、設備管理能力を向上させることは経営的な重要課題であり、生産性向上、保全能力確保、投資戦略といったテーマからの総合的なアプローチが要求されています。
1.設備生産性の向上
2.設備保全の強化
3.自主保全の推進
4.設備投資戦略の検討
5.設備導入手順の改善
1.現状の確認 | ● 事業戦略、経営計画の確認 ● 生産工場の設備課題の確認 ● 現在までの設備投資戦略の整理 |
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2.ありたい生産体制について | ● 事業戦略における生産関連項目確認 ● 生産拠点のフォーメーション ● 生産技術のイノベーション ● 生産性向上目標と取組み課題 |
3.設備管理の課題 | ● 設備保全強化のマスタープラン ● 設備投資戦略(生産設備、管理システム) ● 投資収益シミュレーション ● 組織体制 |
4.工場、工程別シナリオ | ● 各工場の生産コンセプト ● 課題別アクションプラン ● 各工場の設備投資計画、要員計画 |
業 界:医薬品製造(国内系)
会社プロフィール:医家向け大手、複数の製造拠点
テーマ:設備稼動率の向上
背 景:PTP包装工程のトラブル停止が多く、さらに製品切替および終了時の清掃作業の短縮化をねらう
取り組み内容
敷島製パン株式会社
「なくせる作業」を探せ 省人化時代の新TPM活動
株式会社フジキン
若きエネルギーが挑むスマートファクトリー構築
スリーボンドファインケミカル株式会社
未来につながる環境をつくる新しい工場建設にかける夢
浅川造船株式会社
デジタルツールの活用で現場の「見える化」を促進!
株式会社カナエ
リスタートしてただいま安定期 「なぜ!?何故!?活動」のすゝめ