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コンサルティング・サービス

生産技術コンサルティング

  • 生産・ものづくり・品質

生産技術起点で未来のものづくり戦略を描き、生産システムの構造を大きく変革する

課題

  • 工場や建屋をリニューアルするタイミングであるが、どこから手を付けていいかわからない
  • リニューアルの効果、ものづくり改革の効果を経営・財務視点から示せない
  • 新製品フルモデルチェンジにおいて企画、開発設計へ積極的に入り込めず情報収集や生産準備が後手後手に回ってしまう
  • 生産技術の業務分担が個別工程・個別設備に限定されており、工程全体を捉えた改革課題が設定できていない
  • 設備導入において、設備ユーザー視点での要求仕様が提示できず、設備メーカー依存となっており、導入段階でのトラブルが頻発する
  • 全社教育はあるが、生産技術部門に特化した教育体系がない
  • 生産技術部門としての事業への貢献度合いが示せない

対象の業種 、部門、領域、職種

  • 製造業
  • 生産技術部門、エンジニアリング部門、製造部門
  • 生産技術、生産企画、製造、製品設計、工程設計、設備設計

JMACの生産技術コンサルティングの特徴

生産技術を考える上では、将来を見据えた製品・工程・サプライチェーン・技術・ものづくり人材のあるべき姿を構想し、課題を捉えることが重要です。

本コンサルティングでは、個別の工程改善にとどまらず、工程全体をスルーで捉えた最適な生産システムを設計します。源流段階から開発部門と連携し、製品と工程・設備の最適化を追求した生産準備を実現します。さらに、ものづくり改革施策の有効性や改善余地は定量的に評価し、構想や計画に落とします。

JMACでは、構想・計画に留まらず、成果獲得に向けた改善・改革の実行までをご支援します。改善・改革業務を通じて、生産技術者の成長、生産技術組織力の強化を狙います。

生産技術コンサルティングのご支援領域

生産技術コンサルティングの体系

生産技術コンサルティングの内容

ものづくり戦略立案コンサルティング

  • 社内外を取り巻く環境と将来潮流のリサーチ
  • 自社の強み弱み・機会・脅威の分析
  • 事業戦略に貢献する生産戦略の策定
  • 中長期、短期に分けた技術課題のばらし
  • 生産技術開発のロードマップ作成

生産システム改革支援コンサルティング

拠点・工程再編成

  • 事業戦略、生産戦略の把握
  • 現状生産拠点の配置・役割機能の評価
  • 現状内外製編成の洗い出し
  • サプライチェーンマップの作成
  • あるべき拠点編成・工程編成・内外製編成を描く
  • KGI・KPIの設定
  • 再編成ロードマップの作製

工場リニューアル構想立案支援

  • 事業戦略、生産戦略の把握
  • 工場改革に求める期待把握
  • 基本コンセプトの立案
  • 新工場のグランドデザイン(あるべき工場の姿を描く)
  • 実現イメージの具体化
  • 概略投資対効果
  • ロードマップ作成

スマートファクトリー構想設計

  • 現状の業務フロー、業務量、製造現場の稼動実態等の分析・評価
  • スマートファクトリーのKFS・KPIの設定
  • サプライチェーン・エンジニアリングチェーン全体のありたい姿検討
  • スマートファクトリーのコンセプト立案
  • システム・ツール選定
  • 投資対効果
  • 実現に向けたロードマップ策定

生産準備強化コンサルティング

コンカレントエンジニアリング強化

  • コンカレント計画の立案
  • プロジェクト体制・役割の設定
  • 生産技術者が入り込むプロセスとタイミング明確化
  • 課題提起及び課題解決の提案
  • 詳細アクションプランの作成
  • KGI・KPIの設定
  • プロジェクトマネジメント

工程設計・作業設計

  • 事業戦略の把握
  • 現状の生産システムの評価
  • 商品性良く、製造もしやすい製品設計余地の把握
  • QCD革新課題の抽出
  • 工場間・工場内の生産プロセス設計
  • レイアウト設計
  • 設備計画立案
  • 作業設計
  • 品質保証計画立案
  • 情報システム計画立案
  • 投資対効果把握
  • 立上げ・初期流動計画立案

設備構想・自動化構想設計

  • 現状の生産システムの評価
  • 設備・治具開発の企画
  • 設備・治具の構想設計
  • 要求仕様の検討
  • リスクアセスメント
  • 発注先ベンダーの探索
  • 提案・見積・発注
  • 設備・治具の詳細設計
  • プロジェクトマネジメント

生産技術基盤整備コンサルティング

生産技術力診断

  • 生産技術部門の役割設定
  • 役割別の実態評価
  • 現状問題点の整理
  • 他社ベンチマーキング
  • 業務改善、機能強化の課題設定
  • 課題解決のアクションプラン作成
  • アクション実行支援

生産技術人材育成体系の作成支援

  • 生産技術者マネジメント資格(CPE)取得
  • 生産技術者の役割評価
  • 生産技術者に必要な管理スキルの洗い出し
  • 中長期的な人材育成ロードマップの作成
  • 教育体系構築
  • 自己成長ワークショップ
  • 実践強化型研修の企画・運営

生産技術者に必要な知識

① 生産プロセスの設計・改善 生産プロセスの設計 / 作業設計 / 設備調達 / 治工具・金型管理 / 情報システム設計 /物流システム設計 / 原価企画 / 設備投資の採算管理 / 品質保証 / サプライヤー選定
② 量産工場の維持・改善 生産管理 / 在庫管理 / 原価管理 / 生産性向上活動 / 品質管理 / 設備保全(PM) / 原材料歩留まり向上 / 調達コストダウン / ユーティリティ管理 / VE / 現場管理 / 安全管理 / 環境管理
③ 開発設計部門との連携 コンカレントエンジニアリング / 商品企画フェーズ / 商品開発フェーズ / 試作フェーズ

日本能率協会 生産技術者マネジメント資格(CPE)より

生産技術者教育支援

  • 教育体系に従った教育カリキュラム整備
  • 教育実施
  • 個人別カルテ整備
  • 習得スキルの評価・メンテナンス・マネジメント

技術ノウハウ蓄積(ノウハウ解明)支援

  • 顧客要求に基づいて、原理原則で顧客要求事項を製品特性(品質特性)へ展開
  • 工程の管理特性と製品特性(品質特性)の関係を明確化
  • 根拠不明箇所の特定、優先付け
  • 過去の製造蓄積データ、類似工程データ、追加データ収集によるノウハウ解明活動
  • ばらつき要因の特定と提言活動
  • 技術標準として標準化

事例①

業 界:産業機械業界

テーマ:生産技術者教育体系の構築

背 景:事業により求められるスキルが異なり、これまでOJTが中心で専門性が属人化していた。ものづくりの管理技術を体系的にスキルを身につける必要性が高まり、JMACが支援して優先度の高いスキルを特定し、教育体系構築・教育実施を行った。

取り組み内容

  • 事業戦略、ものづくり戦略から生産技術部門が求められるミッション、役割を明確化

  • 役割から必要な業務機能を展開し、業務機能を果たすためのスキルを明確化

  • 現状保有しているスキルを棚卸し、評価

  • 必要性、重要性の高いスキルを教育体系化、教育カリキュラムの作成

  • JMACコンサルタントが講師となり教育実行

  • 教育の仕組み定着化までPMO支援

教育体系が全事業所に浸透し、定期的・継続的な教育が運用された。
階層別に求めるスキル、獲得しているスキルレベルが明確化され、戦略的に人材育成されている状態になった。

事例②

業 界:電気機器業界

テーマ:工場リニューアル改革

背 景:積極的な海外展開で事業拡大をしているが、国内マザー工場は老朽化、生産能力限界な状況にあり、新製品立上げや新規技術の量産反映の役割を果たせなくなっていた。新工場建設を機に生産システムを抜本的に構想立案から見直し、標準化したシステム、生産ライン、マネジメント方法を海外拠点に展開・支援することを目的にJMACが支援を行った。

取り組み内容

  • 事業戦略からものづくり戦略への展開

  • 国内マザー工場が果たすべき役割の明確化

  • 現状生産システムの把握と現状問題点の構造化

  • コアとなる改革構想の立案

  • 新工場・新生産システムのコンセプト化

  • 実現のためのものづくり改革テーマの具現化

  • テーマ実行の実現性の検証

  • 投資対効果の把握

  • マスタープラン策定

新工場・生産システムリニューアル構想が経営答申され、全社中計に掲載された。
基本設計、詳細設計、建設、稼動開始までとマスタープランに則り推進された。
狙いとした定量成果と国内マザー工場としての役割を果たしている。

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