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グローバル・マザー工場戦略コンサルティング

  • 経営戦略・新事業
  • 生産・ものづくり・品質

グローバルの事業環境を踏まえ、日本の開発・生産拠点の位置づけの見直しを推し進める

課題

  • 為替変動や地政学リスクを踏まえて、グローバル各工場の位置づけが重要な経営課題として認識されている
  • 国内外の生産バランス、海外拠点生産キャパシティ、サプライチェーン構造の見直しが喫緊課題になっている
  • 市場性が見込める地域への販社展開や、輸出入規制、リージョン規格認証、本社/現地で保有すべき機能など、取り組むべき課題に着手できておらず、見切り発車となっている
  • グローバルの経験を持つ人材が限られており、グローバルの拠点戦略は描けども実行が伴わなくなっている

対象の業種 、部門、領域、職種

  • 役員
  • 経営企画部門
  • 技術開発部門
  • 生産統括部門

グローバル・マザー工場

  • グローバル・マザー工場戦略は各海外工場の経営環境・事業環境や人材特性等を踏まえて方針を定めることが必要です。
  • 販売面、経営管理面も考慮し、グローバル・マザー工場戦略を明確にすることが重要です。

JMACのグローバル・マザー工場戦略コンサルティングの特徴

日本の製造業は、高度経済成長期よりグローバルに拠点展開している企業が多く見受けられます。

当時は安い労働力や円高・地政学リスクなど、今では考えられない事業環境が前提にあります。
しかしながら、昨今の振興国の賃金水準の上昇や、過去に類を見ない円安水準、地政学的リスクなど、まさにグローバルでの生産拠点を再考すべきタイミングではないかと考えます。

また、日本の工場は為替変動を吸収する量産工場なのか、グローバルへ生産技術を展開するマザー工場なのか、などの議論も見受けられます。この手の議論は、ものづくりのあり方の本質であり、製品特性(E-BOM/M-BOM)や受注特性(個別仕様/標準カスタム)、生産特性(装置産業/労働集約)、グローバルでの生産システムのあり方など、総合的な議論が必要です。

JMACは、JMACは日本一製造業の実態に詳しいコンサルティングファームであると自負しています。事業環境を見据えて、グローバル・マザー工場戦略の立案から実行までを一貫して支援いたします。

グローバル・マザー工場戦略

  • 内外作、ユニット購入、材料支給などが異なるため、各工場個別にM-BOMは必要。
  • 一方、E-BOMはグローバルの最適生産やコスト競争力を高める上で、本社としての重要課題。
  • 各国工場の生産システムは統合するのか・個別にするのか、ものづくりの大きな方針。

グローバル・マザー工場戦略コンサルティングの進め方

1.現状のサプライチェーン構造の認識、事業環境の認識
  • 事業環境の認識・事業目標の前提の整理
  • 製品特性・受注特性・生産特性の整理
  • サプライチェーン構造の認識
  • 各工場機能・生産能力認識
  • 各工場間の取引構造の整理
2.グローバル・マザー工場戦略のオプションの整理、評価
  • グローバル・マザー工場戦略のオプションの立案
  • グローバル・マザー工場戦略の制約条件・ボトルネックの整理
  • オプション評価観点の整理・合意、評価に基づく方針の策定
3.グローバル・マザー工場マスタープラン策定・実行モニタリング
  • グローバル・マザー工場マスタープランの策定
  • 実行体制・実行リーダーの明確化
  • 進捗管理体制・オーナー・事務局・相談役の明確化
  • プロジェクト会議/経営会議での報告支援

現状とありたい姿

  • 上記の○付けは生産体制のイメージです。
  • 実際の生産高や出荷高等の数値を用いて具体的に検証することになります。
  • 特定製品群の量産は海外移管することも含め、グローバルマザー工場戦略を明確にします。

事例

業 界:娯楽用機器業界

会社プロフィール:プライム上場メーカー

テーマ:グローバル生産構造改革支援

背 景:中国市場の影響を受け、主力事業の売上が大きく減少。海外製造拠点は老朽化し、放置されている。
30年前より中国市場向け製造拠点を持ってきたが、昨今の事業環境を踏まえて生産拠点を見直したい。

取り組み内容

  • グローバルの生産拠点の構造把握
  • 現地生産工場の視察及び現状分析
  • 工場再編の制約条件・ボトルネックの整理
  • グローバル・マザー工場方針・戦略の立案
  • マスタープランの策定、体制構築

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