JMACレポート
2024年 有価証券報告書における人的資本開示の状況調査(2024年10月)
村上 剛
コンサルティング・サービス
JMACは、それぞれのステークホルダーとの関係性は管理対象であり、マネジメントすべきという意図を込めて、「総合関係性管理型経営(TEマネジメント)」という新たな経営のあり方を世に提唱しています。
社会価値を高めることは、すなわち、社会からの共感度を高めることであり、「社会順応型」の経営が必要です。
一方、社会からの要求に応えるだけではなく、経営陣としてやりたいことにこだわる「意志貫徹型」の経営も重要です。
どちらの経営のあり方も正しいですが、いずれも経営とステークホルダーの関係性を高めておくことが要件です。
そのためには、社会価値においても、経営が何を重視するのか、選択と集中/ターゲティングの考え方がポイントです。
また、重視する対象が定まっても、関係性を高める戦略が実行できなければエンゲージメントは高まっていきません。
JMACでは、本プログラムの中で、ステークホルダーとの関係性の管理・改善する技術を体系化しています。
経営のやりたいことを実現する、かつステークホルダーの期待に応える経営のありたい姿づくりをご支援致します。
Step1:経営方針の初期仮説づくり | 外部環境や、自社の存在意義を踏まえて、どのような経営をすべきなのか初期仮説を明確にします。 |
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Step2:関係性管理対象の特定 | その際、重視する関係性管理対象を定めます。 |
Step3:将来のありたい関係性の明確化 | 重視する対象との現状の関係性を診断し、将来のありたい関係性を明確にします。 |
Step4:経営に対する期待の想定 | ありたい関係性の実現に向け、各対象からは自社に対してどのような期待があるかを明確にします。 |
Step5:経営がやりたいこととのすり合わせ | 経営がやりたいことと、重点対象の期待に応える経営のあり方(重要論点)を明確にします。 |
Step6:将来像と価値観をつなぐ一連のストーリーづくり | 経営がやりたいことと、経営への期待を踏まえてありたい姿を練り上げ、ストーリーとしてまとめます。 |
Step7:重点対象への一連のストーリー説明と対話 | 重視する対象とのコミュニケーションを通じ、経営がやりたいことに対する共感度を高めていきます。 |
業界:不動産・建設業界
会社プロフィール:プライム上場 建設子会社
テーマ:ステークホルダー環境下のビジョン策定支援
背景:子会社の経営を任せられる経営人材が不足しており、親会社から出向している。
ただし、現場・実務に精通しておらず、プロパー社員からの信頼が得られていない。
子会社の取締役会では、直近の目の前課題に対する対処が中心であり、中長期課題が議論されていない。
子会社の役員間でも方針に関する意見が異なり、結果的に、親会社への説明も一貫性に乏しい。
取り組み内容:
株式会社タス
次の20年の成長を構想する「ビジョン策定」の手法
株式会社グラビアジャパン
仕組みの変革と、人の成長で「収益改革」に挑む ~部分最適から全社最適へ 視点が変わって人が動き出した~
株式会社豊田自動織機
ビジネスモデルの創造は発想する人材を育てることだ! ~「フック、ロック、チャージ」が共通言語に~
株式会社デンソー
自動車技術を生かした製品開発で社会的課題に挑む ~飽くなきチャレンジとベンチャースピリットで画期的製品を生み出す~
BETAGRO(タイ)
「全社戦略展開プロジェクト」で培われた全社の「改善マインド」 ~「見える成果」のベースには「改善マインド」の浸透があった~