生産技術者の未来実態調査
第4回 生産システム革新における生産技術者の役割
藤井広行
コンサルティング・サービス
IE(インダストリアル・エンジニアリング:Industrial Engineering)は生産現場の動作研究を行う技術として生まれ、人・モノ・設備および情報の経済的なワーク・システムを設計し、改善・運用するための基礎的な管理手法です。現在では行動科学、システム工学などの要素を取り込み、作業測定(Work Measurement)と方法工学(Method Engineering)を2本柱とする管理技術となっています。
また、作業測定を活用した現場作業の標準時間設定は、生産性評価、生産計画や標準原価設定の基礎データとして重要であり、世界的に活用されているPTS法(時間値テーブルによる標準時間設定手法)ではMOST法、MTM法、WF法などがあり、JMACではMOST法を中心に各業界に普及を進めています。
1.方法(メソッド)改善
2.作業改善推進
3.標準時間設定
4.IEテクニック研修
5.現場改善実践研修
1.現状分析 |
● 作業分析 ● 稼働分析 ● ライン分析 |
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2.現状の標準化 |
● P-Q分析 ● 類似工程分析 ● オペレーションリスト作成 |
3.基本設計 |
● 個別改善案検討 ● 代替案比較 |
4.詳細設計 |
● 作業プロセス設計 ● 効果確認 |
5.具体化 |
● レイアウト ● 人員配置 ● 作業分担 |
6.運用管理設計 |
● 生産管理 ● 多能化推進など |
7.マスタープラン作成 |
● 実施計画 ● 実施体制 |
8.実行、フォロー |
第1単位:改善技術の基礎知識 |
● 基本用語 ● 現状分析技術 ● 改善発想技術 |
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第2単位:稼働分析によるロスの明確化 |
● 稼働分析手法 ● ワークサンプリング手法 |
第3単位:工程分析による製造特性把握 |
● 工程分析の種類と目的 ● 進め方と応用 |
第4単位:ライン作業分析による現場改善 |
● ライン作業の長所・短所 ● ライン作業分析 |
第5単位:連合作業分析による現場改善 |
● 連合作業分析の進め方 ● 改善の着眼点 |
ホンダ、デンソー、ソニー、パナソニック、トヨタ、ニコン、パイオニア、コニカミノルタ、OKI、TOTO、積水化学、オムロン、カルソニック、シャープ、三井化学、日本たばこ、東京ガス、防衛省、日本郵便、みずほ銀行、デニーズ、etc.
敷島製パン株式会社
「なくせる作業」を探せ 省人化時代の新TPM活動
株式会社フジキン
若きエネルギーが挑むスマートファクトリー構築
スリーボンドファインケミカル株式会社
未来につながる環境をつくる新しい工場建設にかける夢
浅川造船株式会社
デジタルツールの活用で現場の「見える化」を促進!
株式会社カナエ
リスタートしてただいま安定期 「なぜ!?何故!?活動」のすゝめ